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VTuberニュース

グリー、VTuber専用ライブ配信サービス『REALITY』を提供開始。2018年11月末まで『売上還元率200%』。……200%……?

投稿日:2018年8月8日 更新日:

※8月13日加筆

すごいぜグリーさん!

昨日(8月7日)、グリーの100%子会社である『Wright Flyer Live Entertainment(WFLE)』が、VTuber専用ライブ配信サービス『REALITY』の提供を開始しました。

ライブ配信サービスとは、ユーザーがストリーミング配信をするためのプラットフォームです。YouTube、ニコニコ生放送、OPENREC、と言った色々なサービスが既にありますが、そこに大手グリーが参入してきた形になります。

VTuber事業に100億円投入すると発表していたグリーは、今までもニトロプラスと共同で『すーぱーそに子』をVTuberプロデュースしたり、pixiv、パイドゥと共同で新たなVTuberをオーディションしたり、東京メトロポリタンテレビジョンとドワンゴと共同で地上波初のVTuber番組『VIRTUAL BUZZ TALK!を始めたり、と色々な活躍を見せていました。

 

REALITYの特徴は、VTuberの収益化です。審査は一切なく配信初日から投げ銭を受け取る事ができます。さらに、VTuber応援サービスとして2018年11月末まで『売上還元率200%』にするとのこと。

プラットフォーム手数料は30%ですが、それも期間限定で0%にするとのこと。本来はリスナーが1000円を投げ銭したら300円がグリーの取り分となり、残り700円がVTuberの売上になりますが、11月までは投げ銭の2倍である2000円がそのままVTuberに入ることになります。

ただし、売上還元率200%となるのは指定条件を満たした場合のみ。そちらは明らかになっていません。それでも11月末までは利益よりも配信者・リスナーの増加を優先しているということでしょうか。

現在は一部の企業VTuberのみが配信できる状態です。今年の秋頃にスマホだけでオリジナルのVTuberアバターを作成できる『REALITY Avatar(仮称)』の発表も予定しているとのこと。個人VTuberも配信できる配信サービスを目指しているとは思われますが、それがいつ頃解禁となるかは不明です。どうせならこの200%というビックウェーブに、多くのVTuberが乗って幸せになってほしいですね!

 

その他、グリーの発表会であった詳細な情報についてはMoguraVRさんに詳しくまとめられてありますので、リンクを張らせていただきます。

グリー、VTuber専用ライブ配信サービス発表 オリジナルアバター作成も

 

以下、実際にダウンロードして分かった機能面についての紹介になります。

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PCでは見られない!

RALITYは色々なVTuberが配信しますが、今のところスマホでしか見ることができません。配信予定のVTuberのファンの方はインストールを忘れずに!

 

ダウンロード先

App Store:こちら
Google Play:こちら

 

配信タイムテーブル

8/7 21:00 KMNZ
8/8 21:00 ときのそら
8/9 21:00 葉月ナツ
8/10 21:00 ゲーム部:夢咲楓
8/11 21:00 月ノ美兎
8/12 21:00 ときのそら&KMNZ LITA

 

委員長のツイートからも確認できます。

 

参加プロダクションパートナー一覧

REALITY参加プロダクションパートナー一覧。MoguraVR様より引用。

キズナアイ親分も参加しているupd8、スマホでVTuber配信アプリを制作しているにじさんじとholovieも参加しています。かなりビックプロジェクトです。

 

REALITYの機能紹介

待機部屋

配信時間外でも待機部屋で他のリスナーとチャット可能。

 

フォロー機能

見たいVTuberをフォローしておけばスマホにお知らせが届きます。

 

ギフト機能

投げ銭はギフト機能という形で行われるようです。配信しているVTuber次第ではそのギフトアイテムを身につけたりといったことも。

 

アーカイブ機能はなし

見れなかった配信を見直すといったアーカイブ機能は見当たりませんでした。一度見逃した配信は、配信者がYouTubeなど別のプラットフォームに録画をアップロードしない限りは見られないことになります。

 

※8月13日追記

公式側でYouTubeにアーカイブを残すようです。

 

まとめ

現時点でREALITYのアプリできることは、『VTuberの配信を見ること、VTuberにギフトを送ること、配信でコメントをすること、待機部屋で他のリスナーとチャットをすること、配信者のフォローをすること』の5つ。個人的にアーカイブ機能は欲しかった……!

現時点ではユーザーが配信できないため、ライバーの配信時間以外はできることはほとんどありません。ここは始まったばかりなのでしゃーなしな部分です。

アプリはとても軽くサクサク動きますが、配信はプツプツ途切れるところもありました。8月11日の委員長の配信は多くのリスナーが来ることが予想できますから、ここはどうなるのかなと不安な部分があります。

 

また、スマホだけで3DVTuberを作成可能というのは、新たなムーブメントが起こりそうでとてもワクワクします。にじさんじを運営しているいちから株式会社が目指していた『VTuberになる参入を下げたい、渋谷にいる女子高生がVTuberになる選択肢を思いつくぐらい身近なものにしたい』と言っていましが、それを大手会社グリーが主導でやるというのは、現実として一気に距離が近づいた気がします。

参加プロダクションパートナーに、スマホでVTuberになれるアプリを使っているにじさんじとholovieの名前があるのはそういう理由なのかもしれません。とても胸が熱くなるニュースでした。

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