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解説記事 配信紹介

非公開となった伝説の配信 卯月コウ神楽めあ破局を振り返る

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VTuber界初のカップル配信

今を遡ること一月半前、2018年7月25日に卯月コウと神楽めあによる初のカップル配信が行われました。

この配信に至るまでの経緯は過去の記事にて解説していますのでそちらをご覧ください。

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卯月コウとは

本題に入る前に本記事の主役となる卯月コウ君について簡単にご紹介します。


にじさんじSEEDs公式ライバーの13歳中学生男子。「あの卯月家*」の次期当主である。(*バーチャル界に存在する架空のつよつよ企業)
中二病キャラだが、いわゆる『邪気眼』系統の厨ニ病ではなく、インターネットに感化された結果、周囲の中学生が喜んでいるジャンプ漫画のような流行作品を見下すようになってしまったイタいタイプ。
現在の彼は中二病を卒業しているものの、中二病経験をネタにしたり、オタクだけどリアルでは陽キャでカースト上位だと見栄を張る「イキリオタク」のロールプレイを得意とする。
中でも危ないやつと一目置かれたいためにあたかも大麻常習者のような素振りをする「ウィード」ネタを、所属企業のいちから運営から「反社会的思想の持ち主と疑われるような発言をやめるように」と本当に怒られてしまったエピソードを持つやんちゃ坊主。
今回のカップル配信も彼にとってはYouTubeでよくあるイキリカップルの真似であり「付き合いたてで調子に乗って仲の良さを周囲に見せつけようとするも、すぐに喧嘩して破局する」というロールプレイの予定であった。

めあぴといちゃらぶ

「ういーす、神楽めあの彼氏でーす」
と冒頭からリスナーを煽りながらいかにも調子に乗った感じで登場した二人。

コウ「ここドンキ前な」
めあ「ヤンキー座りして決めてこ」
コウ「昨日バイト先の冷蔵庫に全裸で入ったから」
めあ「マジかよ~そんなの甘っちょろすぎて竹なんですけど~うちなんかこないだピザーラのバイト足でピザ回しとったから~内緒な~これ内緒な~」

とDQNカップルの真似という即興コントから配信が開始されました。

「店員にキレるのどう?」
「えっ…店員にキレる彼氏ってこと?・・・良いと思う!!」
「いいよなー」
「めあもこないだ怒った」
「お前マジでDQNだな」
「めあこないだガリガリ君2本買っってったんよね。そしたら「こちら温めますか?」とかいわれて「はぁ?ガリガリ君温めるとかお前の頭チンパンじゃねーの」つって」
「めあだからチ◯ポかと思ったわ」
「・・・・・・・・・・・・・・・どした?コウ君、なんか言った?」

和気あいあいとした掛け合いかと思いきや、コウ君が少しでも迂闊なコメントをするとスルーしたり即座に手のひらを返していく容赦のないめあぽん。
その後もめあぽんからの無茶ぶりにコウ君は正解を必死に考えながら受けてはめあぽんの顔色をうかがうという真剣勝負さながらの緊張感あふれるトークが続いていきます。

お互いに話してない秘密ありますか?

事前に募集したリスナーからのマシュマロを受け、防戦一方だったコウ君が攻めに転じるべく仕掛けていった場面がありました。

「めあってさあ、(タバコ)吸ってるの?」
「・・・・・・」
「おい」
「え?なに?」
「吸ってる?」
「ゲホンゲホン。ウエッウエッ、心臓が、心臓があ!うああああああああ!!」
「・・・何歳だっけ?」
「めあ?じゅうなんとか歳だよ?」
「じゅうなんとか歳か…お前やっぱ流石だわ」

以前から配信内で「補給」と称した休憩を行っていためあぽんに対して痛いところを突いたはずのコウ君でしたが、堂々ととぼけられ、逆に滑ったことにされて切り抜ける豪腕に思わず感心してしまいました。
しかも火傷したコウ君に対して、追い打ちとなる反撃を仕掛けていくめあぽん。

「めあもコウ君に聞きたいんだけど、コウ君も(大麻)やってるの?」
「あの・・タバコより害ないからね」
「あ、そうなの?めあもやろうかな…どこで売ってんの?」
「あの・・・クラブとか」
「ツイッターで『○○○、△△』(リアルな取引ワード)とかやったら出てくるかな」
「おまえ詳しいな・・・冷たいのとかいうやつだろ、早いのとか」
「そうそう、XXXと○○○(リアルなクスリの隠語)どっちがいい?一緒にやろ」
「うん。キメセクキメセク」
「キメ、キメセク・・・??
「あっ、めあは清楚だったね」
「・・・・・・」
「キメセクー!!キーメ、セクー!!うわーーい!」
「ははははははは・・・」
「あはははははは!楽しみだねコウ君!」
「そうだね・・・」
「何で若干ヒキ気味なのコウ君」
「いや、思った以上に話について来れるからビビってるだけだよ」

先ほど説明したとおり、コウ君は以前に大麻をネタにして怒られています。それ以降は具体的な言及を極力避けていたのですが、ここを掘り下げに来た挙げ句、言葉を濁すコウ君に対しめあぽんは具体的すぎるワードを連発。「アングラのやべーヤツ」ぶって周囲をビビらせるというコウ君の得意領域でも圧倒し、他人の配信で超えちゃいけないライン*を堂々と踏み越えていく(しかも途中で一回考えた結果、超えていくほうを選んだ)ヤバさにコウ君の歯切れがどんどん悪くなっていきます。
(*YouTubeの規約において「覚せい剤の使用」は有害で違法行為を助長するとして明確に禁止されており、この配信アーカイブが非公開となった主な原因はこの下りだと推測されます)

喧嘩コント

そして配信時間が35分を回った辺りで定番の茶番喧嘩に舵を切り始めていきます。

「そろそろさー、話すことなくなってきたね」
「まあ俺らこんなもんだよな」
「やっぱり?」
「バレてきてるよそろそろ、俺らの感じ」
「あっ、営業カップルってことが?あっ、配信中?ごめ」
「配信中配信中(小声」
「コウ君のことが好きすぎて子宮がキュンキュン疼いてきちゃうのら~」
「チッ…ダリィな」
「めあが?」
「いや、配信がね。・・・ふぅ」
「ためいき?今何で溜息ついたん??え、やっぱりめあとの配信ダルかった?配信がダルいってそういうこと?今日帰ってきた時、他の女の香水べったりつけてたもんね!」
「お前こそアレだろ、山崎賢人と福士蒼汰のシゴキに行ってたんだろ」

「あ!?めあが?・・・そうだよ仕事だもん!」
「お前そういうメイドだったのかよ…風俗嬢だったのか?」
「そういう風に言わないで!ご奉仕をする軍服メイドって言ってもらってもよろしいですかァ!?」
「そういうことなんだな…」
「え、何でそっちが泣くの?おかしくない?泣かれたらめあが悪いみたいになっちゃうんですけど、ありえないんですけど?喧嘩するときも常に男は自分が悪い立ち位置にいるのが当たり前なんじゃないんですかねェ?」
「そういう所あるよなお前、喧嘩になるといつも男が男がって、俺がこないだ簡単だからそうめんでいいよって昼飯言ったときも、「そうめんを簡単って言わないで」ってキレだしたよな」
「だってそうめん、焦げちゃうんだもん!」
「そうめんは簡単だろ!」
「だからそうめんが焦げちゃうの!!炒めたら焦げちゃうの!!わかんないのォ!?」
「炒めんのか、そうめんを??」
「他にどうやって作んだよ!これだからお坊ちゃんは!そうめんの作り方すらわかんないんか?おぉん?」

とここにきて今日一番キレのあるボケが飛び出し、「そうめんを炒める」というパワーワードにチャット欄も大喝采。
しかし「もっと喧嘩して(小声」「もっと喧嘩?(小声」
と台本を指示し始めた辺りから、考えると急にしゃべれなくなるめあぽんとベタなノリが下手なコウ君の歯切れが悪くなっていき、グダグダの棒読み喧嘩からの「もう無理、別れましょ!お前なんか興味ないから今日で別れましょ。…(配信)切っていい?」
と強引なタイミングでめあぽんが配信から離脱。
残されたコウ君は一人で泣き言をこぼし、突然 「純恋歌(湘南乃風)」を低クオリティで熱唱。そのまま配信終了するという唐突な終演を迎えます。

この説明不足すぎる尻切れトンボな終わり方にチャット欄には否定的なコメントが増え、配信に低評価がつけられるなど、軽い炎上のような状態に陥ってしまいました。

配信終了後ツイッター

(*神楽めあのツイッターは凍結されているため当時のツイートを再現したものになります)

別れた後にツイッターでポエムを詠み始めるというあるあるネタを挟みつつ、翌日の配信予告に消化不良に喘ぐリスナー達は一縷の望みを託します。

 

ネットに本名と顔と恋愛を晒し秒速で全てを失った中学生の配信

翌日の配信に登場した卯月コウの声はあからさまに憔悴しきったひどいものでした。

どうも。陰キャで、SEEDsで唯一ゴミみたいな声で、いつもはラウワンではなくとらのあなにいる卯月コウです。

いつもの陽キャイキリすら出来なくなり自虐を始めたコウ君。前日の傷心に加え、PCの挙動は激重、さらに「女絡みいらん」の一言をきっかけに異性の友人を怒らせ、SEEDsの仲間も失ったと嘆くコウは「いちからやり直せるのかな…?」と基本に立ち返ってリスナーからのマシュマロを読み始めますが、2通目でいきなり別れる前に送られたマシュマロを引いてしまいます。

 

「確かに最初はロールプレイだったよ。でもあんなに好き好き言われて、嬉しくならない中学2年生この世に居ますか」

と、わざと振られたはずにもかかわらずやけに切実な心情を吐露します。さらに他のマシュマロでも

「うるさい!!・・・良いところは、マジレスするとやっぱ面白いところなんだよな、次に何するかわからないドキドキ感っていうか。安心して見れる面白さじゃなくて、この人だったらなんだかんだライン見極めるんだろうみたいなそういうのじゃないんだよな。俺は危うい橋が大好きなんだよ。目が離せないんだよな」

と神楽めあに対する素直な気持ちを語り始めるシーンも。

コウお前、本当に傷ついてるのか・・・?

振られエピソード落ち着くんだよね。オタクがイチャイチャしてるのみて楽しいか?たのしくねぇよな?俺たち陰なんだから。昨日までイチャイチャ最高に楽しかったけど、他人の不幸話落ち着くわー。

すべてを失い自暴自棄に鳴ったコウ君は今から蠱毒を始めるぞ」とチャット欄で不幸エピソードを募集し始めます。

「鬱になった」いいね
「面接落ちた」いいね
「十針縫った」いいねー
「イヤホン壊れた」いいね、高ければ高いほどいいね。
「最近元カノが新しい男と付き合い始めてめっちゃ楽しそう」その話は今やめよう
「パチンコで10万負けた」いいね
恋人関係言った人、BANしてこうかな、放送者権限で。

「友達同士が付き合い始めて一緒に配信したと思ったらすぐ別れた」おい、これって。あ、BANはしないです・・・大手さんとの繋がりなんで・・・そこは特別扱いします。

コウ君弱いな…

この振られ配信はソロ配信としてはおそらくにじさんじSEEDs全体でも初となる同時視聴者4000人を突破、事情を知らない迷い込んできた初見さんからの何気ないコメントが流行語になるシーンも有りました。

最終的に自虐を吐き出し尽くしたコウ君はリスナーたちからの励ましを受け、元の自分を取り戻します。

ケリン、宇森ひなこ、名取さな…SEEDsのみんな…!

いっぞいっぞ!いっぞみんな
つーかこれからっしょ

そしてこの後、気まずくなったSEEDsの出雲霞ちゃん配信中に生電話をかけて「また遊んでいただけますか」と謝罪し仲直りするという一幕を経て、リスナーたちと過ごす最初の夏を前向きに楽しむことを誓います。

 

その後

神楽めあとは「お友達」の関係になったとのこと。
交流は少なくなりましたが、たまにめあぽんがコウ君の配信に顔を出している様子などが見られます。
コウ君はイキリキャラから等身大のオタクとして、オタクライフを満喫するという方向性に配信をシフトさせ、オタク集団「卯月軍団」のリーダーとしての信用を獲得し「大器晩成型」とギル様に称されたとおり成長を遂げつつあります。
一方めあぽんは相変わらず7月末から8月にかけてたくさんのコラボをこなし、現在ではふぇありすさんのところの「ゆうくん」の熱狂的信者となっている模様。恋多き女としてたくましく活躍しています。

 

妄想

最初の出会いから明らかにネタとしてカップル設定となった二人。
同性同士の百合営業、ホモ営業が当然だったVtuber界においては禁じ手と言える異性カップルは、しかし両者ともに異性のファンから「恋愛対象としては見てない」と言われがちな二人にとっては炎上するどころか人気を押し上げる好評になり、「営業ヘテロカップル」として独自の立場を獲得し、期待される結果となりました。
二人のカップルコントの集大成となるコラボ配信「めあぴといちゃらぶ」は全編通して(オチ以外)爆笑に次ぐ爆笑の伝説の配信といえるものでした。
その二人が早すぎる破局という結末を選んだ理由は、単に破局ネタをやりたかったのか、カップルネタをいつまでも続けても面白くないと思ったのか、それとも互いにグループに所属している立場を気にしたのか、外部の人間にはわかりませんが、まだまだ2人のコントを見ていたいと思わせる絶妙のコンビだっただけに未だに残念でなりません。
神楽めあはいろんなVTuberとのコラボ配信をしていますが、純粋なトークで同じフィールドに立って張り合おうとしたのはコウ君だけだったように思います。
破滅的な言動を繰り返し一般的なラインをはみ出しながらも「悔しいけどやっぱり面白い」と認められる神楽めあの芸風は、計算でギリギリのラインを見極めるタイプのコウ君の眼からみればたまらなく格好良く映ったのではないかと思います。もしかするとコウ君にとって、「営業」で「ネタとして」の彼氏彼女という関係は自尊心を傷つけるものだったのかもしれない。そんな想像もできます。
今は別々の道を歩んでいる二人ですが、コウ君の傷が癒え、一回りたくましく成長した後に、いつかまた”友達”として自然に絡めるようになる、そんな時が来ることを期待してやみません。
偽物から始まった関係が、いつしか本物に変わっていく。そういうのって最高に”エモい”と思わないか?

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ヌガー

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