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解説記事 配信紹介

コラボ配信は本当に嫌われている?VTuberの今後を徹底討論

投稿日:2018年8月29日 更新日:

前回のふぇありすさんの配信に続いて、個人VTuberさんによる討論企画として、渋谷ハルさんのチャンネルで配信された【徹底討論!】VTuberの今後どうなる!?を紹介します。

こちらの配信では事前に議題を募集したり、アンケートを実施して、「リスナーからのニーズ」を可視化し、それに対して得意分野の違う4人のVTuberが、経験談や意見を交換し合ってニーズに答えていく方法を研究するといった内容でした。特に現在伸び悩んでいるVTuberさんや新規に始めようと考えている人にとって価値のある配信です。

【出演者】
渋谷ハル 得意分野:ゲーム実況・解説、VTuberコラボイベント企画
ユキミお姉ちゃん 得意分野:雑談配信
ディープブリザード 得意分野:お絵かき講座動画
バーチャル実況司会者ケモおじさんゆきんこ  得意分野:コラボ配信

議題は大きく分類すると以下の3系統となります
1.新規VTuberが注目されづらい問題について
2.コンテンツのニーズ分析 動画or生配信、コラボorソロ、企業or個人
3.活動を続けていく上でのモチベーション維持

配信は3時間の長丁場で、4人で活発に意見を交換しあっているため、議事録的なまとめ+解説・考察という形式でまとめさせていただきました。

新規VTuber辛くない?問題

新規Vtuberは月に500~700人デビューしている

「注目されたい」のであれば何らかの武器(個性)が必要

認知されるためにはコラボ(交流)が有効

渋谷ハル:PUBGで20キルする動画をアップしたことで他のVTuberに認知してもらえ、声をかけられたりコラボの機会が増えた。自分が何者かを表現してないと自分から声をかけたとしても相手は反応できない。
→自己紹介動画以外にも名刺代わりになる動画を作ろう

VTuberというだけで注目されたブーム初期と比べ、現在では認知されること自体が段違いに厳しくなったものの、活動初期に地固めが必要なのは今も当時も同じでしょう。
自己紹介動画は設定の説明だけで終わることもあるので、自分にどういうコンテンツ性があるのか、興味を持ってもらった人に短時間で伝えるための「名刺代わりの動画」が必要という話でした。
にじさんじの月ノ美兎委員長が自作した「10分で分かる月ノ美兎」はまさにその好例と言えるでしょう。

 

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コンテンツの割合

ソロ配信とコラボ配信の割合

 

質問:ソロ配信、コラボ配信の量についてどう思うか
増えて欲しい ソロ:18% コラボ:23%
ちょうどよい ソロ:68% コラボ:57%
減って欲しい ソロ:14% コラボ:20%

VTuberさんによって配信頻度は違いますし、回答者が複数のVTuberを掛け持ちしているのか単推しなのかによっても意味合いは変わってくるため、読み取れることは少ないのですが、ソロとコラボの比率について比較することは可能です。
ソロに比べてコラボの方が、もっと増えて欲しいと思っている肯定派と、減って欲しい・無くなって欲しいと思っている否定派がともに多く、またそれらはほぼ同程度だと読み取れます。
また、一般的に否定的な意見のほうが印象が強いためコラボ否定意見が目立ちますが、数値で見ればコラボ否定派は約2割というデータが得られたことも重要な知見でしょう。

動画の割合

動画の量についてどう思うか
増えて欲しい 57%

みんなが動画を求めている割に動画の再生数は配信の再生数より少ない
→”面白い動画”という意味なのかも

ライブ勢のほうが多い現状に対し、動画文化が消えてほしくないという意味も込められているのでは

ライブ配信の見どころをまとめた動画を作って欲しいという要望がある
→どこが面白いのか配信者自身ではよくわからない
→コメントが伸びている部分を参考にする。いっそリスナーに聴いてみる。

ハウツー動画は継続的に新規視聴者を獲得できる。真面目なコンテンツでも注目されるためにフックとなる部分を作るのも大事。

この辺りは先日のふぇありすさんの分析にも共通する部分が多く、ライブ配信だけでは新規リスナーが増えにくいので、興味を持ってもらう、見てもらうために動画が大きな役割を果たすという話でした。

また、ディープブリザード様からバズるための努力として「棚からぼた餅の法則」が語られました。

「棚からぼた餅の法則」

バズるのはタイミングや偶然の産物かもしれないが、餅が落ちてくるのをただ待つのではなく、餅がある棚の下に行く実力・努力は必要

いまVTuber界において一番の”棚からぼた餅”は有名VTuberから紹介してもらう、コラボしてもらうことだと思います。
この配信のメンバーの中で言うなら、渋谷ハルさんは、名字が同じというきっかけでにじさんじの渋谷ハジメくんとコラボしたり、企画したVTuber最強決定戦でにじさんじゲーマーズの叶くんに解説を引き受けてもらえたりと、はたから見れば”棚からぼたもち”と言える僥倖に恵まれていますが、それもPUBGの実力があり、動画を作ったり積極的な働きかけをしていたという実力・努力が先にあってそこにタイミングが重なって得られたものであり、何もしていなければ棚からぼた餅が振ってくる確率は遥かに小さかったでしょう。

コラボのマッチングについて

新人だと声をかけづらい(登録者数の差を気にする)
→同期とコラボすることになる、メンバーが固定化しがち

中堅VTuberからすると新人とも絡みたいけど、人が多すぎて誰を誘ったら良いかわからない

魔王系Vtuber、巨乳系Vtuberなどキャラ属性をきっかけにコラボする

VTuberが多すぎて誰を誘ったらいいのかわからない、きっかけがないと誘うのに躊躇してしまう、というよくある悩みに対して「属性を揃える」テーマコラボというアイデアがディープブリザード様より伝授されました。
特徴がない人でも極端な話「色」が同じくらいで構わない、要はきっかけになりさえすればいいということで、ざっくりした括りで集まることによって普段は関わらないような遠い人と関われ、それによって化学反応が発生し世界が広がることもあると語られました。

コラボに対する不満について

互いの良さを引き出せてないと感じられているのかも

コラボだと基本的にコメントが拾われない

自分の知らない人と喋っているのは見たくない

ソロ配信や動画作成に使えたはずの時間が浪費されたと感じる

コラボが批判されがちな原因として、「面白くないと思われている」「視聴者が疎外感を感じている」が要因として大きいと分析されていました。

最近はVTuberさん同士でゲームをやるだけのコラボが増えてきており、これらが面白くないと思われているケースが多いと予想されます。
これに関しては、「推し同士でダラダラゲームやってるのとかダラダラ雑談してるの見たい人も居ない?」「VTuberとしてはしっかり企画を準備しなくても気軽に交流できるきっかけが増えて嬉しい」という意見もありましたが「ダラダラしてるんだったら別のことをやってればもっと面白いことをできたんじゃないの」と感じる視聴者が多いのではと分析され、それに対して「後で見どころまとめ動画を作る」という案が出されていました。
こういった話を聞くと視聴者がVTuberに対してエンターテイメントを過度に要求しているのかもと感じましたが、一方、コラボでは基本的にコメントが読み上げられづらいため、VTuberさん同士で盛り上がられると視聴者が置いてけぼりにされたような感覚を受け、疎外感を感じるというのも確かにあると思います。
コメントが読み上げられないことに関しては、「人気のある人ほど(ソロ配信でも)コメントはブワーッと流れて全部は読めない」と配信内では言われていたのですが、必ずしも自分のコメントを読んでもらいたいのではなく、リスナーの誰かが言ったコメントが読まれるだけで「リスナーと配信者がともに配信を作っている」という感覚は得られるので、それすら無くなるのが不満に繋がるのだと思います。
個人的な考えですが、コメントを読み上げる以外の方法で双方向性を導入すれば疎外感の問題は軽減できるだろうと思います。例えば、コラボ相手との対決の判定をコメント欄の多数決で決める、罰ゲームをコメントに求めるなどのように、リスナーの反応を拾うタイミングを予め作っておく、あるいはコラボ相手と話すお題や質問を事前に質問箱やツイッターで募集する、などが考えられます。
配信内では「放送終わった後にツイッターで挨拶したりリプやいいねを送って視聴者を見てることを伝える」という案が提示されており、こういった気配りをしてもらえると確かに「蔑ろにされているのでは?」という不安は軽減されると感じました。

チャンネル登録者数・フォロワー数以外の指標

見てくれた人からの反応

ファンアート

高評価数

先輩VTuberに認知してもらえたこと、VTuberの友人が増えたこと

活動実績・目標の達成率

数字に固執すると辛くなるので、活動のモチベーションを維持するには指標を増やすことが大切だという話です。チャンネル登録者数などは数字としてはっきり出てしまうので、つい他人と比較したり、伸びないことに悩んだりしてしまいますが、指標が複数あれば、これなら負けないと強みを見つけられやすくなりますし、数字以外の形で得られた評価にもしっかり目を向けようということです。

また、配信内で評価されるためにすべき努力が多く挙げられたことに関連して「自分の強みと自分ができること、やりたいことと求められていることが合致した部分を探す」「自分がクリエイターになりたいのか、アーティストになりたいのかを考える」という形で、無理せずに自分の目的と強みを意識しながら努力をしようと語られました。

 

まとめ

リスナーからの要望・不満を集めてそれに対してVTuberの立場から返答・分析するのは面白い試みで、体験談を踏まえたエピソードや中の人がどういう風に感じているのか分かる良い企画だったと思います。
また、ニーズが可視化されたデータとして得られたもの大きな成果でしょう。

VTuberファンはどんどん濃くなってきているため、業界全体について語りたい、批評したい、分析したいという要望は高まってきていると思います。今後もこういった企画が続々と出てくるかも知れません。
当ブログでも注目し取り上げていく予定です。

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