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配信紹介

ふぇありすの語る個人VTuberの危機 これからを生き残るには?

投稿日:2018年8月27日 更新日:

VTuber引退のニュースが増えてきたことなどをうけて、個人VTuberの間で生き残りに関する話題が増えてきています。
中でも2018年8月20日にふぇありすさんのチャンネルで配信された『個人Vtuberのこれからについて🐦』は話題を集めました。

この日、ふぇありすさんは【卒業します】重大発表・・・。というタイトルの動画で開業届を提出したことを報告した矢先のことで、個人勢でありながら職業VTuberとなる覚悟を決めたふぇありすさんから発せられた悲観的な情勢予測はより一層の注目を集めました。

個人Vtuberの直近一ヶ月の伸び

順位/名前/前日比/一ヶ月間の推移/一ヶ月の伸び

配信冒頭でふぇありすさんによって提示されたチャンネル登録者数に関するデータがこちらです。
VTuberトップ100位の中に現在活動中の個人勢(※個人と企業の区分はふぇありすさんの判断によるもの)は16名。VTuberという概念自体が企業主導でスタートしたものであることから、この数の少なさ自体は良いとしつつ、問題となるのはチャンネル登録者数の伸びが極端に衰えていることで

「このままじゃ年内に個人勢いなくなるぞTOP100に」

と警鐘を鳴らしました。

VTuberブームが始まったのは2017年末以降なので、その時から活動している人でも9ヶ月、多くは半年未満であることを考えると、確かにチャンネル登録者総数に対して1ヶ月の伸びがかなり減っていることが見て取れます。
ふぇありすさんはこの状況を「企業が新しい人、面白い人をどんどん出してきて、個人の人がコンテンツの提供力で全く勝ててないと解釈しました。

自身が個人勢ということもあるでしょうが「企業だけになると界隈が縮小すると思う」とし、個人勢の活動も業界が拡大し続けるためには必要であるとの考えから、個人勢が生き残っていくためにはどうすべきか、チャット欄の意見との討論を挟みつつ配信は進んでいきました。

 

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伸びているのは動画勢

個人勢が全体的に伸び悩んでいる中でも以前よりもむしろ勢いを増して伸びている人もいます。それがグラフ33位ケリンと41位のおめがシスターズで、両者の共通点はチャンネルのメインコンテンツが動画投稿であることです。
そこからふぇありすさんは「動画を出さないといけないシーズンに来てますね」とし、個人勢が向かうべき道は動画重視と判断。その理由としてライブは一回見れないと見なくなる」と説明しました。


確かに、ライブ配信はアニメや連続ドラマのようなもので、途中からは入りにくいし、しばらく見れないとそこで途切れてしまうということはよく言われていますし、それに比べて動画は短い時間で見れるため時間が経った後でも新規登録数の獲得が期待できます。

 

視聴者層が固定されている

ふぇありすさんは自身の肌感覚としてチャンネル登録者数3万人くらいに壁があるとし、ライブ配信メインの企業VTuberグループ、アイドル部を例に挙げて次のように説明しました

アイドル部さんってライブするたびに5000人集めるのに(登録者数はたった)3,4万なんですよ。
それってもうライブに未来無いって言われてるようなもんじゃない…?
普通のYouTuberで考えたら50万人くらいの人がライブして3000人くらいなんだよ。
VTuber界隈ってライブの視聴者は異常に多いんだけど、
ライブの視聴者ってコアなファンで、流動的じゃないんだよね。
固定の5万人くらいが誰を見に行くかってことなんだよね。
それはやばいと思う。

視聴者数は多くいても、同じ人たちがいろんなVTuberさんを見て回っている状態にあるため「VTuberファン」の実数は数万人規模で、その層の多数がチャンネル登録した辺りから伸びしろがなくなるというのがふぇありすさんの解釈です。
この既存のVTuberファンを奪いあうよりは、これからは他のジャンルから人を呼び込むような新規開拓が必要になっていくとし、例として歌や特定のタイトルに専念する形のゲーム実況などを挙げていました。

実際「チャット欄でよく見かける人を別のVTuberさんの配信でも見た」というような話はよく聞きますし、ファンの実感としてもVTuberの増加に対して視聴者層の拡大が追いついていないという認識は共有されているように感じます。
新規開拓に関しても、何らかの専門分野で活動していた人が注目度が高いという理由でVTuber化し、その分野の人がVTuberに興味を持つ一方でVTuberファンもその分野に興味を持つという現象は色々と起きています。(ASMR、イラストレーター、作曲、技術、ポエムコアなどの親和性の高そうな分野から、変わったところでは宇宙物理などのアカデミックなものまであります)
こういった状況を狭義のVTuberファンは快く思わないかも知れませんが(VTuberでやる意味有るの?という批判はよく聞かれます)、何でも取り込んでいくことがVTuberという業界の認知度を広げ、拡大していくことに繋がるのではないかと思います。

 

コラボについて

活動の幅を広げるために有効な手段とされるコラボについては

企業同士ってコラボしやすいんですよ、なぜなら相手がしっかりしてるから。企業さんがコラボに誘うのって企業さんなんですよ。信用があるから。取り残されるんだよねこの16人(個人勢)

とし、受け身じゃなく自分から誘わないといけないと言いながらも「企業の方ってめっちゃ誘いにくいんだよね…」
と、きっちりやらないといけないというプレッシャーが強く、打診から調整・配信まで精神的にも労力的にも大変だと語りました。
居合わせたにじさんじゲーマーズの叶くんは「相手が企業とか個人とかって許可云々以外で気にしたことないです」とコメントしたものの、その他の個人勢はふぇありすに同調しており、企業勢はあまり気にしないが個人勢からはどうしても気になってしまうという構図が見えました。

また、ふぇありすさんはコラボのための信用を得る手段としても動画をきっちり作ることは大事になるとし、企業相手では特に相手のNGを意識してしまって話しにくいことも踏まえて、ライブではなく動画でコラボするというアイデアを出していました。

まとめ

約2時間に渡る配信中、多くの個人VTuberさんも交えてチャット欄には様々な意見が投下され、非常に多岐にわたる議題で盛り上がる配信となりました。
本記事では一部のみを取り上げてご紹介いたしましたが
翌日にはふぇありすさんご自身による要点をまとめた動画がアップされていますのでそちらを参考にまとめさせていただきます。

・VTuberは企業主導で始まったものだったが年末のブーム時は個人勢も伸び、その結果界隈が大きく広がった
・しかし最近になって伸び率が低下してきている
・VTuberを見ている層が固定化されつつある
・理由は同じ界隈の人同士でしか関わらなかったり、一般受けする動画が少ないから?
・界隈を再び盛り上げるため中堅の立場としてふぇありすさんは頑張っていきたい
・具体的には動画作成に力を入れる

また、この配信は元々軽い雑談の予定だったとのことで、予想以上の反響を受けて、後日改めて企画として配信するとのことでした。

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