にじさんじ2期生の剣持刀也が2018年6月7日の生放送で「コメントに〇〇おるやんけと書き込んでいいのは3秒以内に打ち込めた場合のみ」という3秒ルールを提唱した。
誰かが配信に来て『おるやんけ』*っていうのは当然なると思うし、そのチャットを見れなかった配信者にとっては当然ありがたいと思うんです。ただ無限に続くことがあるんです。
誰かが『〇〇おるやんけ』ってコメントで打って、それを見てコメントする人とか、それが配信の画面に来たのを見てからまた『おるやんけ』って打ってたりしたら、ラグも含まって下手したら30秒位Youtubeコメントがそれで埋まっちゃうことがあるんですね。
雑談枠とかコメントを拾ったりしてる配信者からしたらその間拾うコメントが無くなっちゃうことがあって単純に弊害ですので
とファンのコメントが迷惑になってしまっている例を挙げ
自分がコメントをチャット欄で、僕らが画面に表示してる方じゃないですよ、チャット欄で発見して3秒以内に『おるやんけ』って打ち込んでターンって押せない人間はもう押さないほうが良いですね。
言い方は悪いですけど迷惑になっちゃうことが多々有るんで、これはちょっと強めに言いますね。本当に大事です。
と解決策として3秒ルールを提唱した。
剣持は普段の配信では視聴者を煽ったりにじさんじメンバーを弄ったりする毒舌キャラだが、実際は裏でまめにフォローを欠かさない隠れ真面目系という一面も持っている。
そのような配慮と距離感に敏感な剣持だからこそ、視聴者にも配慮と節度を持った行動を取って欲しいとの思いがあったと思われる。
全員の総意ではないですけど、全員を代表してじゃないんですけど。みんなが言うのもあれなんで
と、おそらく同じように困っているVTuberも居るだろうから、他の人は言いにくいことでも言えるキャラ性を活かして提言したようだ。
(自分が登場してコメントが埋まってしまったら)申し訳なくて行きにくくなるし、でもやっぱり僕ら雑談してる側からしたら知られてる人からのコメントがあると拾いやすいし使いやすいみたいな、利己的な言い方になるけど良いものなので、それをやりにくくするっていうのは首絞めてる形になっちゃうので。
と、配信にコメントする側も拾う側も両方の立場になる剣持としての実感のこもった発言を交えつつ
おるやんけの3秒守っていきましょう。でも3秒守らなかった人がいるからと言って3秒守れとかそういうこともいらないです。それは意味ないですしね
と締めくくった。
ルールという言い方には反感を覚える人もいるかも知れないが、シロウケンさんの提案する「各自がそれぞれバランスを考える」に比べるとわかりやすく、広まりやすいと言う利点があると思われる。いずれにせよ配信者と視聴者がお互いに気分よくいられるように各自が気を使っていこうというのが趣旨であり、どうするかはそれぞれが納得できるやりかたを取るのが良いだろう。
*おるやんけ にじさんじの月ノ美兎委員長がホラーゲーム配信でエネミーと遭遇した時に発した「おるやんけ、おるやんけ、どなたかおるやんけ」が元ネタ。誰かの生配信に有名なVtuberがコメントした時に広く使われるようになった。類似の言い方としてイヌージョンの応援ソングを元ネタとする『〇〇もよう見とる』もある