本日、ニコニコ動画の運営元であるドワンゴより、この先のVR事業の展望が発表されました。
バーチャルキャスト新機能「Vギフト」
現在実施中のVR3D生放送サービスでの新機能が発表されました。
その名も「Vギフト」。
いわゆる投げ銭機能に近いもので、お金を払うことで配信上にアイテムを出現させつつ配信者に還元できるというもの。
こちら8月1日に実装されるようです。
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カスタムキャスト
ドワンゴとS-courtによる共同開発が進められているスマートフォン用アプリ『カスタムキャスト』が発表されました。
こちらスマートフォン上で、3Dアバターが細部までこだわりつつ作れるというもの。
キャラクターのビジュアルはカスタムメイドの3Dを流用しているそうです。
3Dアバターなので後頭部も映ります。
ボディトラッキングはできないものの、特定のポーズを付ける機能はある様子。
印象として、にじさんじアプリの3Dバージョンといった形式な気がします。
こちらVRM形式への出力機能(有料)の実装も予定しており、制作したアバターは他のさまざまな場所でも使えるようです。
V☆カツ
IVRの3Dアバター制作ソフト「V☆カツ」との事業の連携を発表。
更に、スマートフォン用アプリも開発中で、VRM形式への出力も現在対応中とのことです。
ニコニコVR放送の予定
ときのそらちゃんやにじさんじ、シロさんの生誕祭や、VR人狼企画の延長としてカラオケ企画などが発表されました。
株式会社バーチャルキャストの設立
バーチャルキャストを運営していたインフィニットループとドワンゴの間で、合弁会社が設立されました。
みゅみゅ教授なども取締役として関わるようです。
今後これまで培った世界最先端のVR技術と共に、人類を幸せにする活動をしていくようです。
まとめ
Vギフト、カスタムキャスト、V☆カツ、株式会社バーチャルキャストと、総じて「VTuberとなりやすい環境」へと業界がシフトしていくのを見据えた発表になっていたかと思います。
初期はコメント付きの動画サイトとして隆盛を極めたニコニコ動画。
一時期凋落はしたものの、VTuber業界と協調することによりこの先VR界の覇権を取る可能性は決して低くないと思われます。
また3Dモデルに関していえば、VRoidStudioなども開発が進められており、カスタムキャストやV☆カツのスマホ対応も含めて今後どんどんとVTuberになる参入障壁が低くなっていくものと思われます。
その為、これからVTuberが爆発的に増えていくのは予想し易く、そうなったときにどんな世界が広がっていくのかが楽しみです。
この大きな時代の流れの辿り着く先を、是非一緒に見ていきましょう。