月ノ美兎委員長のチャンネルにて百個怖い話言うまで帰れない放送【百物語】が配信されました。
この企画は事前にリスナーとVtuberから怖い話を募集し、一晩で100個の怪談を語るという内容で、大量のメール投稿と、45人のVTuberからの怪談が集まり約7時間の耐久配信となりました。
怪談を読むたびに蝋燭の火が消えていく演出や、深夜にゲスト登場、怪談を100個読み終えた後のイベントなど手の混んだ仕込みと、電脳少女シロさん、ミライアカリさんといった大物Vtuberからの動画投稿、また逆に登録者数二桁の個人VTuberがこの配信に投稿したことをきっかけに登録者数が1000人以上増えたりなど見どころの多い配信でしたが、今回は配信の途中で委員長が語った体験談を紹介したいと思います。
わたくし映画同好会に所属しているじゃないですか
そこであった怖い話なんですけれども
わたくし幸運なことに(制作した)映像を、借りたスペースみたいなところで、大きなモニターで上映させていただくっていう機会があったんですよ。
でなんかそのスペースでね、個展じゃないですけど、ずっと流してていいよみたいな感じだったからずっと流してたんですよ。
1週間とかそのぐらい結構長期間の展示だったので、わたくしは居ても居なくても良かったんですけれども、同じその部屋で展示をしている人が他にも色々といまして、その日の係がたまたまわたくしだったっていう感じだったんですよね。
でわたくしがその受付みたいな役をやっていたところ、おじさんさんが来たんですよ。なんか背の高いおじさん。
肌が浅黒くて背がめっちゃ高くて黒いコートを着たおじさんが来てたんですよ。
背がすげー高かったので目立つなぁと思いつつもわたくしトイレに行ったんですよねトイレに。
わたくしがトイレに行ってたらなんかドアを閉めた瞬間に外側から
「あのすいませんすいません」みたいな声がずっと聞こえるんですよ。
で、なんかトイレの中に入りそうな勢いだったんですね。
だからわたくしちょっと外に出て「なんですか?」みたいな事言ったら「ちょっとお話を聞いて欲しい」って言われたんですよ。
そこはねなんか人気が少ないところだったから「ちょっとあの移動しましょう」って言ってわざと人気が多い廊下みたいなところに行ってお話をしたわけですよね。
でお話をしたんですけど、その方が話がしたいって言って「僕は昔から誤解されることが多かった」っていうところから始まったんですよ。
「人からすごい誤解されちゃっていろんなひどい目に遭った」みたいなこと言ってて
「だけどこういう展示みたいなところをいくつも見て、考えがね、感性が変わってきて、すごく救われた気分になった」って言うんですよ。
まぁそこまではちょっと変わった方だけど、作品にね、曲がりなりにもなんか触れて気持ちが落ち着いたのかなと思ったんですよ。
「ちなみに誤解されたことって何なんですか?」って聞いたら
「強姦の容疑で2回捕まった」って言ったんですよ。
「えっ…えっ??」
みたいな感じになって
「や、あの・・えっ?2回捕まった?」
みたいな感じになって
そしたらその方がなんか
「僕は生まれたときに啓示を受けて横から生まれた時に横から光がバババババパッってして、だから僕は父と母が交配して生まれたわけではなくその場にポンと主として生まれたんですよ」
みたいなことを言ってたわけですね。
で「あっ・・・ちょっとこれはやべえな」みたいな感じになりまして
「あっ、すいませんあのじゃあ私あの映像あの準備行ってくるので」って切り上げようとしたんですよ。
そしたらその方が「あ、じゃあその映像を見ていいですか」って言ったんですよ。
それは全然いいじゃないですか。
で「はいどうぞどうぞ」といったまんま、映像の準備に行くとは言いつつも、場所を仕切っている大人の方々に話をしに行って
「ちょっと今来てる方がちょっとやばいので代わりに対応していただけませんか」みたいなことを言ったんですよ。
そしたらその方々も「ああ、いーよいーよ」みたいな感じでこっち来なよみたいな感じで、職員しか入れないような場所に入れてくれたわけですよ。
で、そこでしばらく待っててそしたらなんか
まあねちょっとねこれアレなんですけど、その映像の中でね若干エッチなシーンがあったんですよ。
若干ね、エッチなシーンが途中らへんにね。
で何がしばらくしたらですね。その上映が始まった時間になったんですけど、どう考えても上映がまだ全部終わってない時間にその男の人が出てきてその職員しかいない場所に来たんですよ。
で、まあ代わりに大人の方が対応してくれるじゃないですか。
「どうしたんですか」って言いにいったらその男の人が
「今あの映像の中でしたことってこの映像を作った人とできるんですか?」って言ったんですよ。
で「えっ?」ってなって、その職員の方がわたくしの方を見るんですよ。
できるわけないじゃないですか何でみたんたんだよって思いながら
「いやいやいやいやいやいや」みたいな感じになって、その方もわたくしが作ったって事を知ってるから。
で何か
「映像の中にそういうシーンを入れるって事はしてもいいってことですよね」って言われたんですよ。
で「いやいやいやー」みたいな「いやっいやいやいやー」みたいな感じで「そういう場所じゃないんで」みたいな感じになったら、その職員の方の中の一人に結構美人な方がいたんですよ。
そしたらその男の人が「あっこの人でもいいです」って言い出したんですよ。
「えっ?」みたいな感じになって結局あのその男の人はそういう場所じゃないんで言って帰されました。
以上、わたくしの怖い話でした。
いやー、一番怖い話ですね。
一番怖いのは人間ってねみたいな感じのお話でした。
以前にも脅迫的なメールが送られてくることがあるとTwitterで言っていた委員長ですが、リアルでも結構やばい目にあっているようです。もし対処の仕方を間違えていたらと考えるとだいぶ洒落にならない怖い話だったと思いますが、委員長は続けて
その時はだいぶ震え上がってしまったんですけれども、受付の方々も肝がめちゃくちゃ座ってらっしゃって
「いやいや大丈夫。展示ってああいう変な人来るけど全然ネタにしていけば問題ないって、今後ネタにしていこうね」みたいなこともその女の人たちに励まされて、この人たちも大概やべえなって思いました。
と言っていました。
この話、割とガチすぎてあんまり披露するタイミングもなかったと思うけど、ネタにできてよかったですね(?)