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配信紹介

魔法が解けたシンデレラ? 御伽原江良さんの地声配信が賛否両論となった事について検証する

投稿日:2019年4月16日 更新日:

先日4月13日深夜、にじさんじ御伽原江良さんによる地声による配信が行われました。
しかし本人は恥ずかしい為、アーカイブは非公開にするとのこと。

ですがこの配信、地声での配信だったこともあり賛否両論の配信となりました。
その為、アーカイブが非公開となり誤った情報が拡散される前に、今回の配信内容の批判されているポイントについてご紹介し、検証したいと思います。

※本サイトでは炎上目的の記事は扱っておりませんので、ご了承ください。

 

はじめに

御伽原江良

【おとぎばら-えら】

22歳の大学四年生。王子様を求めている。愛称はギバラ。
普段からロリコンであるということを公言していたり、グルシャンを実行したことなどでファンからは芸人のような扱いを受けている。

今回の配信に寄せられた批判意見

今回の配信に対して苦言を呈したファンの意見をまとめると、以下の3つに集約されると感じました。

・他のライバーの裏の顔を暴露した

・他のライバーをバカにしている

・VTuberとして、素の声を出したり感情を出すのは間違っている

これらについて実際どのような話がなされたのか、批判と共に配信を振り返ってみましょう。

 

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配信内容について

地声を披露

「魔法の解けた御伽原江良」というタイトルで始まったこの配信。

早々に「可愛い江良ちゃんを見ておきたいという方は、早めに立ち去っていただければと思います」と丁寧に何度も断った上で、GTAを背景でプレイしつつ地声を披露します。

「……はい、というわけで。地声が低くなっておりまして。こちらでお話をしたいと思います」

と披露されたその声は、チャット欄で「緑仙リリちゃんを足したような声」と言われるほどの低音のイケボ。
「まるで自身が王子様」とまで言われるほど、リスナーには好評でした。

しかし普段の配信での声を「作り声」としたことで、それを「キャラクターの放棄」と感じる人がいたようです。
また、地声にするという表現が直接過ぎる為、オブラートに包む為に「魔法による影響」などの何かしらの「設定」を強く押し出して欲しいという意見もありました。

テンションについて

そして江良さんは普段の声との格差を説明します。

「地声低いし、なんならそんなテンション高くないんすよ。自分」
「いつものテンションで生きてたらヤバくない?」

と話す江良さん。

この発言について、あくまでも自分の配信上のテンションに対して違和感を示しているだけなのですが、「ロールプレイをしている他のライバーをバカにしている」という他者にまで波及した発言だと感じてしまった方もいるようでした。

裏では自分だけ地声

次に、にじさんじ運営とのやりとりについてのお話も。

「地声バレはしてたんすよ。実は(通話で)それを聞いた運営さんが私のことがわからず『御伽原さんの声ですか?』と言われて」

と、運営すらも初めて聞いたときに困惑したエピソードが話されました。

「基本、でも(配信上の性格は)素だよ?ちょっと声低いだけ」
「素でも、基本滑舌も悪いよ」
「『(リスナーコメント)IQもデバフかけてたんだね』? いやデバフかけてないよw」

とあくまでも江良さんは地声が低いだけであり、いつもの配信と性格は変わらないことが説明されます。

そして話はライバー間でのやりとりに。

「みんなと裏で話すときはこの声」
「他のみんなも作ってるのかと思ったら、普通にみんな地声まんまで、『えっ可愛いじゃん……』ってずっと思ってた」

この発言について、前後でどもってしまった為に「裏で話すときはみんなこの声」と正反対の意味に聞き間違えた方が出てしまったようです。
しかし実際は「自分だけ地声が違うが、他のみんなはいつも通り」というフォローの意味での発言でした。

萌え声好き

そしてチャット欄でその声が「バンギャっぽい」と言われた事に対して、

「バンギャっぽい恰好目茶苦茶好きだよ」
「運営さんとかにも、目茶苦茶大学生っぽいって言われて。『等身大の大学生って感じがする』って言われて。『まあそうですけど……』とも思いながら」

と自身のファッションセンスについても言及されました。

「でもテンションは割と(普段から)高くて。(事務所でも)『フフフ~ン♪』とか言いながら運営さん殴ったりしてたよ」

と、配信ほどではないにしろ、普段からそこそこテンションが高いことについても語られています。

そして今度は声の作り方の話に。

「わたし萌え声の女が凄い好きで。で、『萌え声やりたいなぁ~』と思って、そしたらできたって感じかな」
「声優さんのラジオとか聞いたら次第に似てくるよ、きっと。歌とかの方が真似しやすいかな」

「『(リスナーコメント)一番高い声出して欲しい』?」
「……今日の晩ご飯は、いちごだったぽよ~! ほわ~!

「『(リスナーコメント)安直にぽよ使いがち』? えー、でも使わない? 使っちゃうんだよね」
「なんかいるじゃん。頭悪い自撮り手の女界隈とかさ。『ぽよ~』って使うじゃん。『めう~』とか、あのノリ? かな」

この発言での『萌え声の女』という表現の仕方についても、文脈上彼女なりの愛情を持った賛辞でしたが、「他ライバーをバカにしている」と受け取られてしまった方がいるようでした。
また「ぽよ」という過剰な語尾も、あくまで自身が自然に使ってしまう事への自虐として言ったにもかかわらず、キャラクター性への批判と受け取っている方もいるようでした。
「頭悪い自撮り手」という形容も、口の悪さで悪印象を与えてしまったようです。

心情の吐き出し

また次に、自身の売り出し方の路線についても話をします。

「可愛い路線でいこうと思ったんだけど……可愛い系は足りてるんだもん。でもって元々普段芸人枠みたいな人間だったから。そっち行くかー、みたいな」

自身をどう売り出していくかを真剣に考えた話をしながらも、チャット欄と会話する江良さん。

「『(リスナーコメント)地声で歌配信お願いします』?……やだー、恥ずかちい」

と、恥ずかしがる姿も見せながら、「なぜ今日、地声での配信を行ったのか」という話についても語り出します。

 

「……明日は楽しい振り返り(配信)をしようと思うのですが、今日は反省のお話をしたくて」

と公式番組であるMIXUPで緊張しすぎて上手く会話を回せなかった反省を話し出す江良さん。

「わたし、あがり症であたふたしてテンパッちゃうんだよね……」
とせっかくトークのフリをもらったのに無碍にしまったことを猛省する江良さん。
江良さん曰く、他の三人の出演者が大変優しく話しかけてくれたそうです。
他にももやしばラジオの進行の上手さに救われたという話もしていました。

「めちゃめちゃいろんな人に見て頂いて、登録者数とかも伸びて、今もたくさんの方が見てくれてて」
「……でも数字が見合ってないから。どうしても怖いし」

「……怖いよ。怖かった! 今日の配信の最初も! ……めちゃくちゃ怖かった」

「思ったより弱いし、小心者なんです、わたしは。……大した人間じゃないし」

と気丈な声で振る舞いながらも、彼女はその心情を吐露します。

「……弱いところを見せたくないというのはあるかな。でも今はちょっと、そういう話をしないと……『うー』ってなっちゃいそうだから」

と茶化して笑顔を見せながらも、その内面を話してくれました。

「だから『上級者向け』って言ったの」

この発言についても、「配信上で弱音を吐くなんて、ファンに甘えている」という印象を受けた方もいるようでした。

彼女の夢

そうして江良さんは、彼女がデビュー当時から語っている「王子様を探す」という夢についても話しだします。

「男の人苦手? それはガチ。ロリコンもガチ。ていうかガチだよ全部。王子様探してるのもガチ」
「なんで王子様探してるかって話なんだけど……地位と名誉と金」
「これは昔からずっと言ってた」

と、「生々しい」と自身で苦笑しながらも、彼女はその夢について詳しく語ります。

「昔から歴史上の人物になるのが夢で。何したら年表に載れるんだろうと思ってて」
「一万円札になって世界中の人物に崇め奉られたい。……歴史に名を刻みたい」

彼女はそんな大きな夢を我々に語ってくれました。

 

まとめ

批判は妥当なものだったのか

以上が江良さんの賛否両論となった配信の内容でした。
それでは改めて、三つの批判に対して正当性のある批判なのか検証していきましょう。

 

他のライバーの裏の顔を暴露したのか

これについては、完全な勘違いと言い切っていいものでしょう。
彼女は「他のライバーは私と違って普段も配信通りそのままの声」とフォローしただけであり、他の方の地声を暴露したなどという話は事実無根の情報です
これについて「他のライバーの地声にまで言及」と勘違いしやすい表現で情報を発信している方もおりました。
このような紛らわしい情報に対して、正しい情報を発信することがデマの拡散を防ぐ対策となると思い、今回のセンシティブな内容の記事の公開に踏み切らせて頂きました。

 

追記:
本項について「『他のライバーは地声が一緒』と言及すること自体を批判している方もいる」というご意見を頂きましたので、一部表現を修正させていただきました。
しかし「他のライバーの地声にまで言及した」という表現につきましては、多くの方が勘違いしやすい表現であり、実際に正反対の意味で勘違いして見当違いの批判をしている方もいるのが現状です。
本記事としては、「間違った情報の拡散」を最大に問題視しております。
そのような状態を防ぎ正しい状態での議論がされるようになる為に、こちらの記事では「実際に配信上で発言された事実」に基づいた記載をしておきたいと思います。

 

他のライバーをバカにしているのか

これについては、「紛らわしい言葉遣いをしまったせいで、リスナーを勘違いさせてしまった」というのが正確なところかと思います。

配信中、度々江良さんは「高いテンション」や「萌え声」、「語尾」などについて、一見してバカにするかのような発言をしています。
しかしその発言は全て、「他の配信者と比べても高い普段のテンション」、「自分が萌え声が大好きだから」、「自分がそのような語尾を自然と付けてしまうから」といった、全て「自分への自虐」に集約されています。

たとえば実際にやってみるとわかりますが、男女問わず自分自身が過剰な語尾のあるアニメキャラクターのセリフを他人の前で言うのは、最初は誰でも恥ずかしさを感じると思います。
しかし実際のアニメやVTuberさんのロールプレイなど他人が演技している姿を見ても、特に違和感は感じないことでしょう。
そのようにあくまでも「自分でしたときに感じる違和感」について言っているですが、その言い方に他の配信者の方に対する配慮が足らず、問題があったと感じた人が多かったのかもしれません。

勘違いさせるような物言いをしてしまった」という点について反省点が存在するでしょうし、結果的に叩かれやすくなる隙を作ることになったと思います。

それが今回叩かれるようになった原因の根本的な印象の悪さに繋がったのではないかと筆者は考えます。

 

VTuberとして、素の声を出したり感情を出すのは間違っている事なのか

実は今回、そもそも江良さんは「地声は御伽原江良とは別人・中の人である」というようなことは言っておりません
配信内では重ねて語られていたことですが、「喋り方やテンションが異なるだけで、今まで配信で出していた御伽原江良の性格に偽りはない」と明言されています。
配信で語られたバンギャっぽい恰好を好む嗜好も、声を作る研究をしていたことも、多数のリスナーを相手に弱音を吐いてしまうことも、等身大の22歳大学生ならではの新たな一面と言えるでしょう。

しかしそれを出したことにより、一部の方々に「ロールプレイを放棄した」と捉えられているようでした。
このような江良さんの言動がリスナーに誤解を与えてしまい、批判へと繋がったのかと思われます。

 

総括して

以上三点を見るに、今回の配信は「言葉を選ぶのを間違えてしまい、勘違いされてしまった」という話に感じました。
そこに特定個人への悪意や、失敬な態度などがあったわけではなく、「炎上するほどに叩かれるような内容ではない」いうのが今回改めて配信内容を精査した印象です。

 

しかし一点だけ、大きな懸念が残ります。

 

VTuberの幅を狭めることに対する警鐘

それは今回の配信に対する批判が、「VTuber全体の在り方を狭めることになりかねない」という懸念です。
批判している方の、「ロールプレイの世界観を壊さないで欲しい」という意見は尊重されるべき感情であると、筆者としても肯定させていただきます。

VTuberとは、制約のない自由なロールプレイが表現できる世界であるべきだと思うのです。

ですがそれは逆に言えば、「実在性のある人間らしいVTuber」も尊重されるべきであるということも、併せて念頭に入れて欲しいと感じています。

VTuberには、初めて女の子として振る舞い始めたおじさんがいます。

VTuberには、最初から自身の高校生設定なんて放り投げた女子高生がいます。

VTuberには、顔出し・中の人公開前提で活動し始めた吸血鬼と人狼がいます。

そんな先人の自由な発想と、現実世界と仮想世界の各々異なるブレンドの割合が、今のVTuberという世界を作り上げてきました。
どうかそんな自由な世界を、自らの言葉を制約として狭めることはしないで欲しいのです。

これまでも、にじさんじの先輩方が配信で素の姿を見せることは多々ありました。
中には涙ながらに画面の裏側の出来事を語ってくれた方もいましたし、それらの面も全て包括してこそライバーという存在なのだと思います。

しかしもし「VTuberが素を出すのは良くないこと」という思想が蔓延してしまうと、VTuberはそんな感情を表に出せなくなってしまいます。
それはVTuberから人間性を奪い去り、VTuberとしての根本的な面白さを奪ってしまう良くない風潮となるでしょう。

さらに言うと、それはVTuberという存在の認識を世間に見誤らせてしまうことにも繋がります。

 

実在性の強いVTuber紹介

これまでも、リアリティレベルの高い既存のVTuberは多数存在しています。

MonsterZ MATE

上記に紹介した、愉快な兄ちゃんたち・アンジョーとコーサカの二人組VTuber。
彼らは魂の存在を隠しておらず、それでいてVTuber文化に対して深い知識を持って接しています。

 

魔王マグロナ

「おじさんやぞ~」と言ってはばからない、可愛いバ美肉おじさん。
VTuberだけでなく、イラストレーターとしてコンテンツ産業の未来に対しても貢献できることを模索しています。

 

樋口楓

にじさんじ所属関西弁JK。1stライブにおいては、機材を通さない声でファンに語りかける姿も。
配信では「わたしたちは人間だからね」と、あくまでも「実在する人間」として、心ないファンに対し諭す姿も見せています。

 

VTuberという”人間”

上記の方々のように、VTuberとは皆、魅力的なキャラクターである以前に一つの人格を持った人間です。
その言動や表現を自分の思い通りに規制・統制しようとすることは、DeepWebUndergroundのお嬢様も痛烈に批判しています。

たしかに矜持を持って夢を壊さないよう、強固なロールプレイに臨んでいる人はいますし、そのような方は称賛されるべきでしょう。
しかしそうでないVTuberさんが間違っているわけでは決してありません。

幻想的なファンタジーやただのキャラクターではない、人格を持ち、そして人として実在するライバーのグループこそがにじさんじなのです。

 

そのような”人”に対する敬意と敬愛を心に留めていてもらえれば、きっとその先にはVTuberにとっても、ファンにとっても、双方幸せな未来が待っていると思います。

 

 

以上、これからもまとライバーではVTuberさんたちの自由な活動を応援していきたいと思います。

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