北斗の拳の名悪役として有名なキャラクター「ハート様」がVTuberとしてデビューしました。
ハート様とは
原作「北斗の拳」は週刊少年ジャンプに1983年から連載された漫画作品。翌1984年にはアニメ化もされ大人気となりました。
ハート様は初期に登場した敵幹部の一人であり、主人公の強さを引き立たせる噛ませ犬的なキャラクターでしたが、その際立ったキャラクター性とド派手な死に様によってファンに強烈な印象を残し、作品を象徴するキャラクターとして愛され続けています。
人気の理由は何かって、まずは一発で印象に残る見た目ですよね。
声を聞けばさらに印象的です。先程のたった27秒の動画を見るだけで強烈に記憶に残ることは間違いありません。
「ぶっひっひっひっひ、わぁたくしの名はハートと言いますよぉ~↑」
第一声から甲高いデブ声かつお上品なオネエ口調。キャラが濃い!
さらに原作のハート様は「血を見るとキレて見境なく暴れだす」「圧倒的な脂肪で対戦した主人公の特技を完封する」「かと思いきや瞬殺される」「伝説的な断末魔(ひでぶ!)」などの特徴をお持ちなのですが、これらがVTuberとしてのハート様にどこまで引き継がれるかも楽しみなところです。
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盛りだくさんの自己紹介動画
デビュー翌日の11/22には早くも自己紹介動画がアップされました。
鈍重な見た目に反したかなりのスピード感です。
5分超とやや長めではありますが、キャラクターとしての自己紹介と世界観説明は端的にまとめられ、それに加えて世紀末のサザンクロスからどのような方法で動画投稿をしているのか、ハート様はインターネット端末をどの程度使いこなせるのか(これは今後生配信やコラボで他者と絡むために非常に重要になる要素です)などの説明、更にその流れからVTuberの説明やYoutubeの使い方まで解説してくれるという至れり尽くせりの内容になっています。
今までVTuberに興味なかった人にリーチできるポテンシャルのある方がこういうことをしてくれるのはVTuber界全体としても本当にありがたいことです。
キャラが濃いので単にインターネットやYoutubeの使い方を説明するだけでコンテンツとして十分面白いところも素晴らしい。ハート様がVTuber向きだと見抜いた企画立案者に拍手を送りたいです。
北斗の拳の雑魚キャラって考えが浅くて常に異様なテンションの高さで生きてるので、関わり合いにはなりたくないけど距離感を置いて眺めてる分には非常に楽しいんですよね。
中でもハート様は自分でもおっしゃっている通り人望があって慕われている。さらに親切でサービス精神も旺盛、声は下品で喋り方は上品と、どこをとってもYoutuber向きだと言えるでしょう。
超高速のコラボ
自己紹介動画内で、既にVTuber界には「赤井はあと」「いるはーと」さんという先輩「ハート様」が存在していることに触れ、いずれは絡んでみたいとおっしゃっていたハート様ですが、翌日にはインサイドちゃんのチャンネルにゲスト出演し、同じくゲスト出演した「いるはーと」さん、動画出演の「赤井はあと」さんといきなり共演を果たしてしまいました。
初の生配信がコラボってどういうスピード感で生きてるんですかハート様!?
このペースだと今週中に爆裂四散して死にかねない勢いですよ!
コラボ内ではハート様のチャンネル名にもなっている「はーとふる」にちなんだハートフル頂上決戦と題し、クイズ対決、お絵かき対決、アピール対決の3本勝負でどちらがより「はーとふる」かを競い合いました。
北斗の拳にちなんだクイズで南斗五車星をよどみなく答えたり、お絵かきでジャギを描いたり、北斗の拳についての知識も相当であることを披露したハート様。トーク面でも基本的には温厚で友好的でありながら時折デカさでマウントを取りいくなど、巨漢の化物キャラ(マツコ・デラックス的な)を活かして場を盛り上げてくれていました。
デビューしたてとは思えない安定感、これも恵まれた体格のなせる技か。
デビューの経緯
さて、そんなハート様ですが、元々は北斗の拳35周年企画の一環としてVTuber化したという経緯をお持ちのようです。
8月末にオーディション募集が発表されてから3ヶ月足らずでの始動にしては素晴らしい完成度だと思います。
原作に比べるとずいぶん愛らしいキャラになってしまった感はありますが『VTuberハート様』に期待していたものがかなりの完成度で実現したという印象です。
始動から3日でチャンネル登録者約2500人、Twitterフォロワー数約3000人と順調なペースで伸びており、今後は週1回程度動画投稿か生配信をして活動していく予定とのこと。なかなかに芸達者なところを見せてくれたハート様が今後どんな活動をし、誰と絡むのかに期待です。
ハート様のはーとふるステーション