月ノ美兎委員長がツイッターで突然不穏な投稿をはじめました。
〜Twitter安価開催〜
テーマ:男性
4番目のリプ:苗字
10番目のリプ:名前
15番目のリプ:髪型
(何に利用するかは後ほど!*自分判断でずらす可能性もあります*)— 月ノ美兎🐰 (@MitoTsukino) 2019年3月2日
苗字→ロング
名前→カントラケッティ
髪型→真也になったので、髪型を一個後ろの
「オールバックの金髪」とさせていただきます!ご協力ありがとうございました!!— 月ノ美兎🐰 (@MitoTsukino) 2019年3月2日
何はともあれ何かが決まったようです。
そしてその3時間後、配信が始まりました。
にじさんじ初・彼氏持ちVtuber配信
今回は趣向を変えて、皆様にご報告がございまして…
バーチャルアイドルとして言いづらいことだと思うんですけど、本日を境にカップルチャンネルを創設することになりました!
わたくしの彼ぴ、いや、ぴの紹介をさせていただこうかなと
あ、はい……
?????
「えと…ロング・カントラケッティです。16歳です。みなさんよろしくおねがいします」
予想通り、さきほど安価で決定した男性が登場しました。
いや、それにしても見た目のクセが強いな、オイ
ちなみにカントラケッティさんの声はものすごく聞き覚えのある声、
具体的には委員長が以前の配信中にボイスチェンジャーで遊んでいたときのキモオタボイスそのままです。
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カップルラブラブ配信
まず最初のコーナーは『♥お互いを紹介♥』
やっぱりただの自己紹介だとまだちょっとみんなわかんないかもしれないから
客観的な意見を見るために、私がカンちゃんの紹介を
で俺が美兎の紹介すればいいと
うん、そういうことそういうこと!
やっぱカンちゃんね頭いいから勘がいいわ
いやーそうやって何もかも褒めないでくれるwww
んんんん?
一体俺達は何を見させられているのでしょうか…
委員長一体どうしたんだろう、最近アマガミの実況とかやってたから
自分でも恋愛がしたくなって架空の彼氏をつくりだしたのかな…
しかしざわつくコメント欄から辛辣なツッコミを拾っては
『お人形遊び楽しいか』?
ちょっと配信間違ってるのかな?
もしかして打つコメント間違えてるのかもしれないね。
おっちょこちょいなリスナーが多いよね結構ね。
ごめん、ちょっとやっぱ配信者はリスナーに似るって言うからね。
逆なんじゃないの、リスナーが似てきたんじゃないの?
え~?どういうことちょっと~!
意に介さずイチャイチャのダシにしていく委員長。
そしてまたこの委員長のボイチェンの切り替えが異様なほどスムーズで、一人二役の会話の間がやけに自然なんですよね。
どうやら紹介によるとカンちゃんは日本人とトルコ人とパラグアイとイングランドのクォーターでいろんな国籍を持っていたり、多国語を操れたり、宗教関係が大変だったりするらしいです。
あ、はい。そっすか
みーちゃんは…
ちょっとその呼び方で呼ばないでよ~!
あ、ごめん。み~ちゃん、えっと、美兎は…
俺も知り合って日が浅いから、もしかしてリスナーさんの方がみーちゃんのこと知ってるかもなって思うんだけど、美兎は、すごい頑張り屋。
ちょっと~やめてよ~
あと本当はね、すげー女の子らしい感じなんだよね。
あ?
えっ、何だろう…
見るからにバカバカしい茶番なんだけど、なんか凄いモヤっとする…
このカントラケッティさん?の外見といい、なんか俺達リスナーのことをざわつかせようと煽られてる感じがやたら凄いんですよね。そんな攻めたことしてくる??
このあとも「二人の馴れ初め」はカントラケッティさんがライブハウスで歌っているところを見て感動したことだの(ほぉ~ん、バンドマン。なるほどねえ)、
「お互いの好きなところ」では配信では見せたことのない委員長の癖を楽しそうに暴露されたり、
そしてまたこのカントラケッティさんは見た目の印象よりも真面目で優しそうなところが段々伝わってきたりなど、さらに的確にリスナーへダメージを与えてきます。
カンちゃんの好きなところは、まず良く食べるところ!大食いだね。
あとね、カンちゃんはお父さんが凄い偉い人で
あ、ちょっと…
…え?
その話は。ちょっとやめたほうがいいんじゃない。
まあまあまあ、お父さんが凄い偉いっていうか議員さんなの。
あっ…
え、なに?
チッ。いや、別に…
しかしここに来てついに、二人の間に異変が…?
一旦はピリッとし始めた二人でしたが「偉いお父さんのことを頼らずに自立しようとするところが凄い」と話をまとめた委員長に対して「ああ、まあそういうことならね」と何とか空気は収まります。
しかしさらに好きなところとして「自分が悪いって思ったらすぐ謝ってくれる」を挙げた委員長はうっかり「昨日も凄いいっぱい謝ってくれて」と失言し、「あっ…その話やめろって言ったじゃん」とカンちゃんの地雷を再び踏み抜いてしまいます。
再びよどみ始めた空気を誤魔化すべく委員長は次のコーナーに切り替えますが、なんと次のトークテーマは「お互いの不満」
さあ、きな臭い雰囲気が漂ってまいりました。
カップルギスギス配信
表面上は楽しそうに振る舞う二人でしたが、「なにか不満ある?」という話題から「えっ、そんなこと思ってたの?」「そういうのってこういう場所で言っていいことじゃなくない?」とあまりにもリアルに空気がギスギスしていきます。
天才だよ、やっぱり委員長は天才だよ。
そしてとうとう、カンちゃんは”前々から思ってたけど我慢していたとある不満”を配信の場で問い詰め始め、ヒートアップした委員長はついにカンちゃんからのDV被害を暴露。
あっ、”昨日いっぱい謝った”って言うのはDV振るった後に泣きながら抱きしめたりするっていう例の、あっ…
もうやめよう、面倒くさい面倒くさい。
放送止めて放送を止めて。
いいよ、放送止めるよ。
じゃあカンちゃんどうしてほしいのじゃあ私に?
ちょっともう”これ”
今持ってきたからね。
えっそれマジでやばいやつじゃん…
カンちゃんもうここでおしまいだから。
えっ、どういうこと??
えっ??なになになに怖いんだけど。
それちょっと危ないから危ないから
それ仕舞って?それ仕舞おう?仕舞おう?
ヤバイヤバイヤバイ危ない危ない危ない。
カンちゃん、そうやってわたくしの言うことなんて一度も聞いてくれたことないじゃん!!
そして戻ってきた画面にはカンちゃんの代わりにくまのぬいぐるみが置かれていました。
おそらく私達がカンちゃんと会うことは二度と無いであろう、そういう気がします。
ストーリー全体で見れば決して斬新なものではありませんが、一人二役の切り替えのスムーズさ、リアルさ、そしてキャラと設定の作り込み方など、最初は茶番にしか見えなかった一人芝居から徐々に引き込まれていき、さらにアドリブに見えた会話の中に巧みに仕込まれていた伏線など、即興とは思えない作り込まれた演劇のような見ごたえのある配信でした。
さすがは委員長、やっぱり委員長はすげえや!