2018年7月14日、あにまーれのライバルユニット『HoneyStrap -ハニーストラップ -』がデビュー配信を行いました。
母性枠 西園寺メアリ
先陣を切ったのはお姉さま系Vtuber西園寺メアリさん。
見た目に違わぬ落ち着いた声とゆったりしたしゃべり方からは妖艶な大人の色気が感じられます。
「私本当ね、ダメな人が好きなの♡」「尽くしてあげたいんだよね~」「手取り足取り、靴下も履かせてあげる~って思うくらい好き」と言葉の端々から母性がだだ漏れ!
「お姉ちゃんで呼ばれるかなと思ってたけど、最近ママって呼ばれるようになったから。それもありだなと」
なんとママ扱いもウェルカムだそうで
えっ、無料でいくらでもオギャっていいんですか!?
リスナーのメンタルを癒やす配信として、全肯定して何でも受け入れてくれる配信を主に、気分によってはサディスティックにいじめる配信や甘える配信をしていくらしく、さらに登録者数1万人をこえたらASMR配信を解禁するとのこと。
精神的に疲れている就活生やサラリーマンの方などに超おすすめの配信です。しかし、甘やかされすぎて一度ハマってしまうと元には戻れなくなくなりかねない、まさに悪魔のようなバブみとなっていますので、ご視聴の際にはくれぐれもお気をつけください。
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自称アイドル実質芸人枠 周防パトラ
二番手はリスナーのことを「わんちゃん」、自身のことを「パトラちゃん様」と呼ぶ自信過剰のイキリ悪魔、周防パトラちゃん。
配信前からツイッター上で自作の動画を投稿したり、あにまーれの因幡はねるちゃんと積極的に絡んで話題作りをしたりと積極的な活動をしており、初配信ではなんとオリジナルソングを披露しました。
ネタの仕込みの多さと、すぐ調子に乗るくせにふにゃふにゃしてしまってビシッと決められないヘタレキャラでコメント欄から総突っ込みを受けてしまう辺りからハネストの芸人枠に認定されました。
↑バスケットボールのドリブルのように不自然に揺れる胸
初配信内でも様々なツッコミどころがありました。
歌がどうみても口パクだったり(Vtuberの配信でこの表現はむしろ画期的!)、歌い終わって「どうもありがとう!これで私は思い残すこと無く引退することができます」とボケたらコメント欄が誰も突っ込んでくれずに自分で否定しないといけなくなったり、お料理したくてドイツ製の鍋を買ったら炊飯器買うお金がなくなって鍋でお米炊いてるのにうまく炊けなくて鍋からバカにされてる話や、しまいには「(魔界から)日本に来てやたら蚊に食われるんだけどどう思う?」と言ったら「足が臭い」とコメントでボロクソに言われ、これ以降の全メンバーの配信に「パトラの足は臭いの?」という質問され足臭キャラのレッテルを貼られてしまう(なお、後に否定しようとした結果、何故か「口がカニカマ臭い」という新たな汚名が加わった)など、たった30分の間に多数の見どころを生みました。
アーカイブよりも是非ライブで追っていきたいVTuberです。
歌姫枠 蒼月エリ
クールで格好いい系の蒼月エリさん。
この方はチャンネル上やTwitterに自己紹介動画なども上がっておらず、外見以外には「歌が大好きで、弾き語りもする」との事前情報だけでした。
どうやらVtuberとしての活動に慣れておらず緊張していたそうです。
歌のレッスンを受けていたらしく弾き語りの生歌では圧倒的な歌唱力でリスナーの心を鷲掴みにしました。
キャラクター性はパトラちゃんと好対照と言った感じで、パトラちゃんの配信が過剰にキャラを作り込んだアニラジ系なら、素朴で飾らない雰囲気のエリ様の配信はFMのアーティスト系ラジオといった空気を持っています。
また、会話の節々に出てくる九州の方言や、リスナーからエリ様と呼ばれて恥ずかしがりながらも「お、くるしゅうないぞ?」と段々ノリノリになり「じゃあ私のリスナーの呼び方は『エリ様の下僕』でよろしいか?」と調子に乗ったところ運営のななしさんに怒られ「下僕ダメ?はぁ?じゃあななし考えろや!」と思わずドスの聞いた低音で凄んだり、色んな表情を見せるたびにギャップに悶えるリスナーが続出しました。
マスコット枠 堰代ミコ
一見ミステリアス風の堰代(セキシロ)ミコちゃんは超マイペースの天然のんびりやさんでした。
ボイスチェンジャー使ってるの?といれれるほど変な声系のアニメ声で、何歳になっても小学生に間違われそうなタイプですね。
『眼帯で隠してる方の眼は見てしまうとヤバい魔眼だったりします?』との質問には
「ううん、ちがう。これものもらいなんだよ。魔界的ものもらいを生まれたときから患ってるから。治らないから眼帯してるの。というのはまあ冗談なんだけど」
とボケていましたが、あまりにマイペース過ぎるため冗談だと自分で言うまで本気なのか判断が付きませんでした。
子供扱いされるとムキになるようで、「パトラちゃんよりはボクのほうがお姉さんだから」と何かにつけて強調していました。
しかし夜になるとすぐ眠くなるらしく、基本的にはお昼の配信になるそうです。
友達枠 島村シャルロット
最初の全体配信の枠で、美容院の2万円のシャンプーを使っているという発言が飛び出たことから、本物のお嬢様か?と場をざわつかせた島村さんは、蓋を開けてみればフランクで話しやすい性格でした。
実家では大家族の末っ子らしく、快活で友達の多そうなキャラクターで、例えるなら「中学まで男子に混じってサッカーをしてたあいつと大学の夏休みにばったり再開したら美人になっていた」ような感じでしょうか。
公式の紹介によるとワガママとのことですが、全体的にマイペースばかりのハニストの中ではむしろ一番の常識人で、パトラちゃんがリーダーシップを取りたがって先導しては取りこぼす分を裏でこっそりフォローしそうな画が浮かびます。
配信内容は雑談とゲーム実況中心になるようで、気楽に遊びにいける配信になりそうです。
祭が終わり、そして
各自の配信が終わった後は再び全員集合でハニストお披露目会は終了。事前のねるちゃんとのプロレスによる宣伝の効果もあってかたくさんの視聴者が集まり、全員の配信で「パトラちゃんの足は臭いの?」という質問が必ず読み上げられたりなど、終始盛りあがったまま和やかな空気で進行しました。しかし終わりに差し掛かるにつれ、視聴者、特に因幡組には一つの不安が膨らんでいきました。
ハニストの配信終了後、23時からはねるちゃんの配信枠なのです。
ねるちゃんは公式アンチを宣言していたにもかかわらず、最初の全員集合配信にコメントをして以降は、途中でこのようなツイートを残したきり姿を表しませんでした。
もう心臓いたくなるからみんなのTwitter見ない pic.twitter.com/v9nqe7oIGn
— 因幡はねる🐰💛あにまーれ (@Haneru_Inaba) 2018年7月14日
怖い…怖いがしかし、顔を出さない訳にはいかない。
我々は死刑の執行を待つような気持ちでねるちゃんの枠に向かいました。
ラスボス枠 因幡はねる
はいみなさんこんばんは~
みなさんいらっしゃ~い
ん?何かあったの?どしたの?
『浮気してません』?何言ってるのみんな?
ほうほう、ねるちゃんが?あ~なるほどね~。
わたくしも器が小さく見られたものやなぁ。
このわたくし、世界一位の女ですよ
ところが我々の予想を裏切り、笑顔で出迎えてくれるねるちゃん。
この前日、ねるちゃんはガチ恋VTuber #マイベストイレブンという企画で並み居る強豪を押しのけ、全Vtuberの中で総合一位という快挙を達成していました。
【ファン投票第1位
シンデレラガール「因幡はねる」が仕掛けたVtuber界への歴史的な夜襲とは】#ガチ恋VTuber で一躍ときの人になった因幡はねる。因幡組が七夕に仕掛けた夜襲とその後について
一連の出来事をまとめました🔽🔽https://t.co/CQdhYhUwG0これはスゴイことやで。#因幡はねる pic.twitter.com/ToyzMzWzOz
— 覆面リーマン@絵師ならぬ図師 (@Fukumen_Ryman) 2018年7月16日
泣いたり怒ったりして気を引いていたデビュー時とは違い、いまや一大勢力となった因幡組の看板を背負う身として、ねるちゃんは器の大きなところを見せつけるだけの自信と貫禄を身につけていたのです。
世界一の女、因幡はねるが君たちのちょっとやそっとの浮気で目くじらを立てるとでも?
ないないないない。わたくしは大人の女ですので、大人の女というのは男の浮気を許す生き物ですからね。
怒ってない怒ってない。大人の余裕よ。
もうおっぱいも揺らしまくりですわ、ほらほらプルンプルンよ
↑物理的に存在してなかった胸
変な歌も作りますから、それで「ねるちゃん様~ねるちゃん様~」ってみんなに掛け声させますから
ママ属性も兼ね備えていきますので。今日から授乳枠やりますから。授乳ASMRやりますからね。みんな私で癒やされていってね。この豊満なお胸でね。いま隠れて見えてないけど。
あっ、歌?ねるちゃんといえば毎日歌動画をTwitterに投稿する女ですから。
もう弾き語りもやるから。タンバリン持ってやるから。
何なら日焼けもしていくから!家の外に全く出ない私ですけど
あとものもらいも貰っていくから!なかなか家から出ないから貰うことないんだけど。
二万円のシャンプーはごめんちょっと…それだけはちょっとできないけど…
あ、でも足を臭くすることはできるかも知れない!毎日足にカニカマ刷り込んでいくから
と、ハニストの特徴を1人で全てパクっていくといういじりと共に、全部しっかり見ていたことをアピールするまさに一枚上手の切り返しでリスナーを沸かせました。
一方では対するハニストのパトラちゃんも三連休のうちに早くもデレッデレのASMR放送とふにゃふにゃ弾き語り放送を不言実行しており、企画力、行動力、サービス精神、さらに自分をネタにしてウケを取りに行く芸人魂においても二人の実力は伯仲しています。
今後二人がライバル系VTuberという新しい方向性を開拓し、切磋琢磨しながら更に高みに登っていくことに期待したいところです。