DWUが運営セバスチャンから独立
個人VtuberのDeepWeb UndergroundさんがYoutube上で運営と公開議論を行い、その結果、独立することが決まりました。その配信内容が衝撃的なものだったため話題になっています。
通常、当ブログでは炎上やスキャンダル等の話題を取り扱っていませんが、今回の件に関しては
・DWUさんの意向に沿わぬ理由でアーカイブを非公開にせざるを得なくなり、正規の方法で閲覧できなくなってしまったこと
・多くの人が不快感を抱きかねない配信内容であること
などの理由により、簡潔で極力正確に概要を把握できるまとめの必要性を感じて記事を作成しました。
スポンサードリンク
DeepWeb Undergroundとは
深層WEBのお嬢様を名乗るVtuber。
デビュー時に「漫画村を潰す」と宣言し、本当にその直後に漫画村が閉鎖されたため大きな話題になりました。
その後も、イスラム国に参加志願した北大生などのヤバい人物と対談する動画をアップしたり、本人公認のAVを販売するなど、企業には出来ない尖った活動を行っています。
個人勢であるものの複数人の運営(通称セバスチャン)と演者(声優)で成り立つサークル形式であることが明言されています。
今回はこの運営セバスチャンとの間のトラブルを配信上で公開するという個人勢ならではの大胆な試みでしたが、それが予想以上の事態へ発展することとなりました。
発端~セバスチャンへの不信を打ち明けるDWU~
5月23日にこのようなツイートが投下されます。
この後の生放送で大事なご報告があります。
あたしにとっても、みんなにとっても大切な事なので良かったら見てほしいです。https://t.co/Pp8OiLe0oc
— DeepWeb Underground (@D_W_Underground) May 23, 2020
この週にDMMとのコラボ企画であるスクラッチくじが販売開始されていたため、その告知配信に注目を集めるために思わせぶりな文章を書いたのだろうと思われていました。
ところが配信が開始されると概要欄には「この放送はDMMスクラッチの宣伝をする予定でした」との記載。
登場したDWUさんが話すには
宣伝配信をする予定は前から決まっていたのにセバスチャンからは前日の夜になっても何の連絡も来なかったので
「明日って収録だと思うんですけど詳細って決まってますか?」って聞いたら
「明日でしたっけ、すみません。急遽詰めます」って返ってきて
スケジュールの管理とか全くされてないのね。
と運営に対する怒りの生配信をすると言い始めます。
セバスチャンたちはスケジュールを把握していないだけでなく「この配信は何?」「誰がこの企画を進めたの?」と逆に質問してくる始末で
・今日どういう配信趣旨なのか把握してない
・それどころかDMMスクラッチの企画自体、把握してないどころか誰も関わっていない
・複数人いるセバスチャンたちに全員聞いても誰一人知らないし、一番偉い人に聞いても返事が返ってこない
と次々と驚きの事実が発覚していきます。
ねえ、これってドッキリなの?と、本人も大困惑した様子で、いつもは用意されているはずの台本すらも今日は無いといいます。
さらには、スクラッチの販売を告知するツイートに何故か関係者の個人情報が記載されたスクリーンショットが添付されいて、まずいから消してくださいと言われても誰も対応しないのでDWUさん本人が平謝りしながら自分で削除する羽目になった。という不可解すぎる話まで飛び出しますが
それを周りで聞いてるセバスチャンたちはニヤニヤ笑いながら「こっちは遊びでやってんだよ」と煽ってくる有様。
あまりのことに怒り心頭に発したDWUさんはもう一緒に仕事を続けてられないと宣言。
その後も、AVの第二弾の相談時に「セバスチャンの返信が遅くて信用できない」と言われたことや、そもそも企業からの問い合わせを受け付ける窓口がないことなど、セバスチャンの仕事に対する批判を連発したまま配信は終わりました。
配信直後の様子
昨日は放送前に本気で罵ってみてよと煽られたので、いい機会だと思いセバスチャンにガチ説教してしまいました。
放送後に笑ってんじゃねえよと叱ったら、喜びながらも反省はしたらしく、今後行動を改めると約束してくれました。心配してくれたオタクくんたちありがとう!— DeepWeb Underground (@D_W_Underground) May 24, 2020
今後はわたくしも企画にがっつり関わってセバスチャンを教育していきますわ。
セバスチャン、これから社会勉強頑張ろうね。オタクくんたちは、ツイキャスも見なさい!— DeepWeb Underground (@D_W_Underground) May 24, 2020
配信後にはこのようなツイートがあり、一旦は収束したことが報告されていたため、話題づくりのためのネタだったと思われていましたが、翌週の配信では更に驚くべき展開に発展します。
セバスチャンとの公開討論
土曜日20時よりセバスチャンと本気で話し合うことになりました。DWUの今後を決める大事な生放送になります。https://t.co/utgnnRmC6C
— DeepWeb Underground (@D_W_Underground) May 27, 2020
前回の内容を踏まえ、今度はセバスチャンと配信上で話し合いが行われることが決定しました。(アーカイブは非公開)
前回の放送の後、セバスチャンへの誹謗中傷が凄かったから。2年間ずっと一緒にやってきたわけだから、かわいそうだなと思ったのね。早く収めてあげたいなと思って、改心も含めて「DMMさんとか、オタク君たちにちゃんと謝ったほうがいいよ」ってあのあと言ったわけ。何もしないからセバスチャンが。
「例えばこういう感じの文章をツイートしたらどうですか?」ってわざわざ例文を作ってセバスチャンに提案してあげたわけ。
そしたらさ、どうしたと思う?
本当に信じられないんだけど「この文章わかりにくいですね」って言って添削してそのまま私に戻してきたの。
何考えてんの??
と、DWUさんは事態を穏便に抑えてできれば関係を修復したいと言う気持ちで歩み寄ったにも関わらず、無下に扱われたことを話し始めます。
それでも、わたくしは今後のことを改めてちゃんと話し合いましょうって言ったの。
そしたらセバスチャンが「私にも言いたいことがあります」って言ってきたの
だから「わかった。言いたいことあるんなら放送に出てきてみんなのまえで堂々と言えよ」
と、結局は穏便に収まらず、公開討論で今後のことを決定する運びになった経緯が明かされました。
当日、話し合いの相手として現れたのは複数人いるセバスチャンの中で一番話の通じない人物とされる執事長でした。
以下、配信内での主だった内容を抜粋して引用していきます。
ふざけてやってるのか
「お前ら本当に遊びだと思って今までやってきたのかってことだよ」
「遊ぶように仕事をし、仕事をするように遊ぶっていうのはエンタメ業界の基本だと思うんですよ。」
「それはわかるよ」
「わたくしども、今まで一度もふざけてこのDWUというものに関わっていたつもりはございません」
「そうなの?あくまで真面目にやってたっていいたいわけ?」
「真面目にやってなかったことがありましたっけ?」
「はぁっっ??」
この反応に対して、真面目にやっていたならどうして前回のような状態になるのか、連絡しても最低限度の返信すらなかったことやスケジュールを把握することすら出来てなかった件を問い詰めます。
それに対するセバスチャン側の言い分は次のような内容でした。
「既読無視はそんなにはしてなったはずなんです」
「だるいときは既読無視じゃなくて『確認します』で終わりにしてるはずです」
「確認は本当にしていますが、(先方に)返答を催促したりはしないんですよ。『確認します』って言って(自分で)確認したんだからそれでいいんですよ」
企業から案件が来てるのにどうして真面目に仕事をせず、返事すらせずに放置するのかと問い詰めると
「別にやりたくないから」
「は・・・??やりたくない??(困惑)」
「やりたくないからほっといただけなんですけど」
「まって・・・すごい衝撃なんだけど。スクラッチやりたくなかったの?」
「だって、なんか違うじゃないですか。違くないですか?」
「何が違うの?ちゃんと言葉にしてくれる?」
「DWUってそういうキャラじゃない気がするんですよ」
「はっきり断ればいいじゃん、やりたくないならその場で断ればいいじゃん」
「嫌な案件って普通に放置してるんですよ。放置したら普通はなくなるじゃないですか」
前回DMMスクラッチを誰も把握していなかった理由は
彼が最初に担当者に会ったときに「勝手に進めていいですよ」という返答をしたあと相手からの連絡に生返事で返し続け、それ以外のことを何もしなかったからだったという真相が発覚します。
自分でどう思っているのか
「あなたやってることだいぶヤバいからね?コメントとかで『セバスチャン社会人としてやばいよ』とか色々有ったけど、あれみてどう思ったの?ちゃんと反省してる?」
「コメントはいちいちごもっともだと思って楽しく拝見させていただきました」
「楽しくじゃねえよ!」
「遊びでも仕事としてお金をもらってるってことはちゃんと作品にしていくのがプロじゃん。でもセバスチャンがやってるのって本当にただのお遊びだからさ。それで企業案件とか受けるのって責任的におかしいんじゃない?」
「もちろん。なので今まで企業案件はほとんど無視してきましたし、うっかり受けてしまったものは渋々こなしていたと思います」
「うんうん。やっぱり企業案件いっぱいシカトしてたわけじゃん?
でもね、いままでセバスチャンたちと話をしていた時、わたくしは何度も企業案件とかで頑張っていきたいって言ってきたわけじゃん。セバスチャンたちも今後もっと頑張っていこうねってなってたはずなのに、そんなわたくしの野望とか知ってて、企業案件が来てもシカトしてたってこと?」「でもソシャゲの宣伝とかしたいんですか?全然DWUと関係ないようなくだらないソシャゲを5分とか10分実況して面白いとかつまらないとかいうくっそくだらない宣伝動画とかめっちゃやりたいってことですか?」
「セバスチャンがくだらないとか思うのはしらんけど、たとえつまんなそうでもそこは私が面白くしてやるよ。なんで信じてくれないの?わたくしを」
「あ、じゃあ今後は信じます。ご自分でお願いします」
お金と仕事に関する意識
「セバスチャンってお金を稼ごうとかいう気力がないよね」
「いや、お金はもらえるならもらいたいですよ。何もせずにもらえるなら」
仕事をしないとお金はもらえないから、Vtuberという面白い仕事で生活していくために頑張っていこう。その上でつまらない仕事にならないようにするにはどうすればいいか考えていくべき、と人の道を諭そうとするも
「私はお金がなくなったら日雇いの土方とかやって…、そうすると土方のおっさんとか結構面白いんですね」
「知らないよ!わたくしは土方じゃなくて声優とかそういう仕事でお金を稼ぐって決めてんの!!」
面白い仕事で生活費を稼ぐなら土方がおすすめと言い出すセバスチャン。
この後も「お金をもらっている以上は仕事」というコメントに対して
「セバスチャンの中にはこの2年間で3万円もいただいているものもいるんですよ。ですので、みなさんがご希望であればこの3万円を返納することもやぶさかではございません。」
根気強くセバスチャンの言い分を聞いてきたDWUさんも「セバスチャンがやばいやつだとはわかってたけど、こんなやつだとは思わなかったよ…」と憔悴していきます。
独立していいのか
コメント「話をしても聞かない人と話しても労力を費やすだけなので早く遊びで運営している人をクビにするか独立するかしたほうがいいと思います」
「これどう思う?」
「独立されるのでしたらセバスチャン一同、心より応援申し上げます」「・・・本当に?じゃあ私が独立しますよって言ったら、そうですかさよならって言っちゃうの?行かないでとか、ここまでやってきたじゃんとか、無いの?」
「ここまでご一緒させていただいたことは光栄ですし、今後羽ばたかれるのであれば一同、草葉の陰から応援申し上げています」
「そうですか。はい。わかりました。」
どんな形になっても応援できるのか
>DWUアネキ、どんな形になっても応援してます。
>DWU大丈夫かな、。ガワ(※外側)変わってもいいから続けてほしいな。移籍しなよ。
コメント欄もセバスチャンに呆れ果て、転生して独立することを勧めるメッセージが読み上げられると
「ガワが変わってどんな形になっても応援するってことですね。ファンの皆様のご意見は尊重したいのでよろしくおねがいします。」
「何が?・・・えっ、なにこれ!?」
突如セバスチャンの操作によってDWUの3Dモデルがアジア人男性に変貌させられます。
「ファンの皆さんはDWUというプロジェクトではなく中の人だけ助けたいというのがみなさんのご要望だったんですよ。」
「もし、アジア人男性12ドル(の3Dモデル)になっても中身が推せるんじゃなかったらみんな嘘ついてることになりますよ?」「セバスチャンさあ…はっきり言っていい?ふざけてんでしょ」
「いえ」「楽しんでるでしょ」
「はい」
一緒に続ける意思はないのか
セバスチャンに異議申し立てをしたのは、セバスチャンがわたくしの気持ちを理解して反省してくれて今後はうまくやっていけるようになることを期待する気持ちがあったと語るDWUさん。
「この2年間はすごく楽しかったし、セバスチャンの面白さのセンスも信用していたわけ、だからセバスチャンを信頼して一緒にずっとやっていきたいと思ってたのに
セバスチャンは独立してもいいよとか、まあまあ楽しかったとか、ずっと遊びでやってるとか、セバスチャンと一緒にやっていきたいと思ってたのはわたくしだけなの?」「いえ、もしですが、今後も私共と一緒に続けていただけるのであればもちろん今後は、今まで通りに対応させていただきます」
「えっ?今まで通り?じゃないよね??」
唐突な別グループ批判
「独立されるのであれば明日にでも独立していただいたほうが良いと思います。セバスチャンたち実は〇〇(※大手Vtuber事務所)などにもご縁がありますのでご紹介いたしますし、私達みたいなクソ運営じゃなくて、毎日楽しくつまんない生放送を聞いて、喜んで投げ銭して、つまんない遊び以下のことを社会人として真面目に仕事としてやっていけると思います」
反省して一緒にやっていくという気は本当に無いのかと最後の切実な問いかけにも、関係ない話をはじめるセバスチャン。
呆れ果てたDWUさんは話を遮り、ツイッターアンケートの結論をみてから最後の決断を下そうとします。
このアンケートで放送の結果を決めます。 https://t.co/duh7l4IqHl
— DeepWeb Underground (@D_W_Underground) May 30, 2020
ところが、その瞬間、画面に謎の文章が大写しにされます。
訳も分からず読み上げていたDWUさんでしたが、徐々に事態の異常さに気づきます。
「えっ、これまだカメラ回ってんの?なにこれ?今の何?」
「これが、これから独立して向かわれる世界の例になります。みなさんが大好きなバーチャルユーチューバーの運営の、ちゃんと真面目に社会人として仕事をしていた世界です」
頑なに別事務所への移籍を勧めるセバスチャンを
DWUさんは「セバスチャンの力は絶対借りたくないから、これからは自分でなんとかするから今後一切関わらないで欲しい」と拒絶します。
ホラーエンド
最後のお願いとして「責任は執事長である私一人にありますので、他のセバスチャンについてはお慈悲いただけませんか」と部下の命乞いをはじめるセバスチャン
「全部あなたの責任でこうなってるわけだから、下のスタッフたちはあなたに発言を潰されていたようだから、あなたさえ消えてくれれば私は文句ない。私が切り盛りしていける」
「それだけお伺いできれば安心して死んでいけます。ありがとうございました」
セバスチャンが退場すると、暗転し、唐突にスタジオ内に拍手が鳴り響きます。
後に語られた話によると、このときセバスチャン全員が収録室に入ってきてDWUさんを取り囲んで拍手を始めたとのことです。
その混乱の中でDWUさんはなんとか結論をまとめて配信を締めます。
後日談
翌日にツイキャスで改めて状況説明の配信がなされました。
モイ!iPhoneからキャス配信中 – https://t.co/By3ReoUa2N
— DeepWeb Underground (@D_W_Underground) May 31, 2020
それによると、当初は執事長だけを切ろうと思っていたのが、最後にセバスチャン全員に取り囲まれて拍手された恐怖で全員に愛想が尽き、唯一まともだった機材スタッフ一人を残して他全員と縁を切ったと報告されました。
またモデルの権利やYoutubeチャンネルの権利も全て譲渡されていて今後もDWUとしての活動を自分で切り盛りする形で継続していくこと、先日の配信はやばい画像が写り込んだので非公開に設定したとの説明がされました。
総括
ここまで極力客観的に事実を並べましたが、ここからは私の解釈を交えてまとめます。
両者の意見をまとめると
DWUのセバスチャンに対する要望
・何を考えてるのか教えて欲しい
・問題点を反省して直してもらいたい
・その上で今後改めて一緒にやっていきたい
・それが無理なら最後の手段として独立する
セバスチャンの意見
・不満や問題があれば伝えてもらえれば修正する。
・根本的な考えを変えるつもりはない
・そもそも悪いと思っていないので反省はしない
・独立が希望なら構わない
という印象でした。意見が決裂しているためこれ以上一緒に続けていくことはできず独立するしかないとセバスチャンの中では結論が出ていたと思われます。
そして独立においての条件面ではセバスチャンは最終的にモデルの使用権利、チャンネルの運営権など全面的に無条件で譲っているので、両者の間での問題は解決しており、外部の人間がこれ以上口を突っ込む余地はありません。
感想
配信に対する反応として、セバスチャンの態度に不快感を感じる人が多かったと思います。
ツイッター等ではセバスチャンの態度は発達障害者に見られるものであるという指摘を見かけました。私は専門家ではないですが、その可能性は高いと感じましたし、セバスチャンの気持ちも若干ながら理解できる部分はあります。
セバスチャンは基本的に正論に対しては「おっしゃることはそのとおりだと思います」と認めながら、大抵の場面で相手の意に沿うような行動は拒否しています。
これは話をはぐらかしたり言い訳しているように見えますが、実は「自分は正論に従って生きていくつもりがないので、どれだけ正しい意見を言われても自分のルールを優先する」というスタンスは一貫しています。
特に顕著なのは「お金をもらって不真面目な仕事をすることは許されない」という批判に対して「でしたらお金をもらってしまったことが間違いでした。返します」と返答したことで、ここで「そういう話をしているのではない。真面目にやれと言っている」と怒っても、セバスチャンは言外の気持ちを察することが出来ないので、「だったら最初からそう言ってください。」となるし「真面目にやるというのも具体的に言ってもらえれば可能なところは対応しますが、これまでも私なりに真面目にやっているつもりです」と返ってくるでしょう。
普通なら共有されるはずの前提が食い違っているから互いに違うことを主張しはじめ、思ったような返答が返ってこない、会話が成り立たないとなるわけです。
だからといって、セバスチャンは彼なりに真剣に答えているのかと言うと、少なからず悪意があってやっているように見え、そこが余計にたちが悪いと感じました。
DWUに限らず、企業に所属しているVtuberでも自分たちのことを指して「まともな社会常識のある人間が居ない」と言うのを聞くことがよくあります。
一般的な感性から外れていることは、面白い配信をして他人を楽しませられる才能と表裏一体でもあり、Vtuberは一般的な”まともな”仕事につけない不適合者が輝ける場所と言う一面はあるわけです。
DWUはVtuber界の中でも特に並外れて異常なセンスを売りにしたプロジェクトでした。
その仕掛け人が”ホンモノのヤバい奴”だったというのはある意味で予想できたことで、彼としては一般的な社会規範に対する反抗精神をエンタメとして表現するのがDWUプロジェクトの意義だったのではないかと推測できます。
もちろんDWUの演者さんは気の毒ですし、セバスチャン側に問題があるとも思いますが、この件に直接関係ない第三者がセバスチャンを悪人として扱い、糾弾するのは違うのではないかという気持ちもあります。
しかし、他の人達がそれでも社会規範に沿って頑張っている中で、タガの外れた人間がでてきてしまうと周りに迷惑だという意見もそのとおりで、簡単に結論を出せない根深い問題をはらんでいると感じました。