2018年5月31日の配信でシロウケンがまた新たなボケを開拓し、深夜に視聴者を混乱と爆笑の渦に陥れた。
配信タイトルは「世紀末イキリつっこみ修行!」
まずイキリつっこみとは何なのか、そしてなぜ修行する必要があるのか
説明を渇望する視聴者達の前に登場したケンは
「どうやって修行するんだ!それはさっぱりわからん。だがわからないが自分の道は自分で切り開いてやっていこうと俺は思っているんだ。そういうことだ」
と視聴者をますます混乱させながらマイペースで進行していく
イキリ修行開始
イキるにはまず自慢話をするところから始めようという意見を受けて
「悪いことをしてはいけないんだよ。どうだ!わかるか!」
と虚空に向かって威勢のいい説教を始めだすケンに、今回はいつもにも増して難しい回になりそうだと視聴者たちは頭を抱える。
その後もケンは「喋り方をムカつく感じにすれば良いんじゃないか」と思いついては世紀末の雑魚のような甲高いトーンで
「おめえらはよぉ、アレなんだよ。アレっつったらアレなんだよ。えぇ~っ、ヒャッハーなノリでよぉ。あれだよ、暗闇にあのよぉ、何でお前らは来るんだぁ?どういうことだ、えぇっ?」
と耄碌したアル中のような発言をしたり、今度は裏声で
「俺はアレだぞ、凄いぞ。スーパーウルトラハイパーミラクルアトミック凄いんだぞ。アレだ…眠ったりするんだぞ、ちゃんと。ストレッチとかして!暖かいミルクをごっくんして、枕をちゃんと畳んで、そんでベッドに入って、そして羊が40とか、一億とか数えてそしてちゃんと寝るんだ。どうだ、凄いだろう!」
と幼児のような虚勢を張ったりと何一つ正解に近づく気配が見えない。
コメント欄では「ゲームとかの得意なことを自慢したほうがいい」などのアドバイスも飛んでいたが、ケンは聞いているのか聞いていないのか
「わかった。バイオハザード(※ケンが最も得意とするゲーム)の、アレだな…バイオハザードの怖い感じで言えば良いんだ」
(唸り声で)「てめぇらは、ご飯をちゃんと食えってんだ。バァイオハザァド!(タイトルコール)」
と一瞬近づいたと思えば彼方へ遠ざかる、得意の噛み合わないトークで視聴者をヤキモキさせた。
ツッコミ修行編
「イキリは難しいねー。そうだ、ツッコミの方も鍛えたい。俺は天然ボケ型だと思うから」
と今度はツッコミの練習に移ったケンはコメントから目についた単語を雑に拾っては
「何でそんなにイキリたいんだ?イキリたいからだRO!どうだYO!イキリたいって言ってんだYO!わかってるのかYO!YOYOだよお前ら。ヨーヨーか!」
「天狗?天狗の顔が赤いかよ、風呂に入りすぎだってんだよ!」
などと、何が何だかわからないことを言い出しては「どう?俺のツッコミ。なかなかじゃないですか?」と何故か自慢げに尋ねて視聴者を困惑させた。
視聴者たちは、ケン一人ではどこにもたどり着けそうにないと、誰かに教えを請う方向に話を持っていこうとしていたが
「一人だとやっぱり難しいね。あ、そうだ。俺が分身すれば良いんだ。」
と、またも唐突に突拍子もない発言が飛び出した。
仮想神拳奥義「仮想分身」
立ち絵を二人分表示したケンはそれぞれにオラオラ系の「攻めケン」と天然ショタの「受けケン」というBLを連想せざるを得ない危ない名前をつけ、一人で会話を始める。
「はぁい、始まりましたぜえ!わかってるか?俺はなあヘッヘッヘ、俺は攻めケンっていうんだ。わかってんのか?俺はなあガンガンガンガン攻めて、風穴をどんどん開けて、蜂の巣になってよ、水が全部漏れちゃうようなノリで行くぜ。オラ、わかってるか?攻めるぜ。スーパー攻め攻めハイパーアタックアタックアタタタタ!のノリでやるからな。ということでな、よし行くぜ。で、俺の相棒を紹介するぜ。俺の相棒の受けケンだ」
「はい。ボクの名前は受けケンだ。今回はね、みなさんとあの、受け受けまくって、受けちゃって受けちゃってみんなで天に登っちゃってさ、天使と一緒に遊んでさ、ゲームやってさ、楽しんでいけたら良いと思うんだ。ということで頑張っていきたいと思いますので、皆さんよろしくおねがいします、はい」
「おいお前よう、わかってんのか。何やってんだお前は、天に行っちまったら命がなくなるってことだからよ。そんなことやっちゃダメだぞ、死ぬとか言うんじゃねえぞ。相棒だからな。わかってんのか?」
「いや、あのね。人ってのは死ぬのさ、いつかは。でもさ、死んだとしてもさ、楽しく一緒にゲームやったりとかご飯食べたりとかできるんだ。それが最強な楽しさでも有るのだ。わかったのかな?みんな」
「…それはまぁな。死ぬってのは誰でも訪れることだからな…そこは確かに筋は通ってるかもしれんが、だがな。俺は攻めて行くからな。生きろ!生きていれば人はな、幸せを掴むことが絶対にできるはずだ。死んだらダメだ。許さんぞ俺は。わかってんのか?大切なんだ。生きていればいつかな、卵かけご飯とか、ディズニーランドとか、そういうところに食べたり行ったりできるだろ、わかるか?受けケンよ」
「ディズニーランドはね、昔行ったことがありましてね。ミッキーとか、ミニーとかお人形さんをよく買ったりとかしてましたよ。あれですよ、なんだっけあの甘い、ポロポロした砂糖みたいな、食べ物あるじゃないの、あの茶色のなんかアレですよ。ドーナツみたいなのをネ、私、あの、俺、僕は大好きでよく食べていたんです。そしたら食べ過ぎちゃってね。お腹が痛くなっちゃってディズニーランドで遊べなくなっちゃったんだ。そういう悲しい思い出が有るのさ」
「まぁな…ディズニーランドはな。楽しいからな。ミッキーとか、伝説の人がたくさんいるじゃねえか。最強なんだよ。みてるだけでときめく感じだ。少女の幼い心に戻っていくような。だからお前も行けよちゃんとな。ディズニーランドはお金をためて頑張って行け!わかってんのかオラ。攻めるぜ」
「ディズニーランドはね、お金をね貯めるためにバイトをしようかと思ってるんですよ。世紀末屋台ラーメン屋さんで僕は働いて世紀末ラーメンを作るんだ。そしてお金をためてディズニーランドに行って、そしてみんなと楽しく幸せな時を過ごすように頑張っていきたいよ」
「何言ってんだお前はよ!お前はそんな、偉いことしちゃあダメだろうが!!そんなことよりな、何かあったら俺に言ってこいよ!少しくらいはお金を出してやるからよ、たまにはよ。だから一人で悩んでるんじゃねえよ!頑張って生きてきゃ良いんだ。生きてけってんだ。はい、ということでね、今回の世紀末成り行きコントをやったんだよ。最終的にはやっぱり人間として生きていくことが大切だ!」
声色、絵面、そして意味の分からなすぎる会話
カオスが極まった状況に視聴者たちは悶絶し、途中から見に来た人達の「一体どう言う状況!?」という戸惑いにも誰一人答えることはできなかった。
そしてやり終えた感満々でコメント欄の反応をチェックしたケンは、「ボケしかない」というコメントに
「なるほど、ふたりともボケてるって勘違いしちゃったのね。右側の攻めケンっていうのがイキリツッコミ型って感じで左の受けケンがボケなのよ。ちゃんと説明してなかった俺が悪かったね。」と最後までマイペースのまま新たな芸、世紀末漫才に確かな手応えを感じていた。