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解説記事

楓と美兎休日編で語られた『同時引退配信』~考察・かえみととは何か~

投稿日:2019年10月21日 更新日:

 

楓と美兎~休日編~

12時間の生放送配信を実施

先日10月20日、月ノ美兎さん樋口楓さんの両名のチャンネルにて、12時間にも及ぶ生活配信が行われました。

楓と美兎 ~休日編~  (前編)

楓と美兎 ~休日編~ -後編-

ツイッターでの宣言通り、寝起き状態での配信開始から、歯磨き、朝食、ラジオ同時視聴、お化粧、ゲーム、夕飯、就寝――とまさしく二人の一日の生活を配信に載せた形でした。

その最後の1時間における入眠前、リスナーたちに衝撃が走ります。
なぜなら、二人が同時に引退をしようとしていた話などが赤裸々に語られたからです。

配信自体見所は多数あるので最初から最後まで全てオススメしたいのですが、この記事ではそのラスト1時間に交わされた話の内容にスポットを当て、当時の時系列の整理や二人の関係に対する考察などをしていきたいと思います。

 

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同時引退を相談していた二人

振り返る昨年の始動期の辛さ

二人は配信中、布団の中でYouTubeのメンバーシップについての話をしつつ、昨年の4~6月ほどの始動して間もない頃について振り返ります。

月ノ美兎(以下、兎)「最初はもう……ねえ」
樋口楓(以下、楓)「最初みとちゃんに会いに行ったときもすごい(経済的に)カツカツやった」
兎「カツカツよ。学校に行く交通費がギリギリレベルだったからね。で、にじさんじのこともやってるし。いつか……さ。これで収益化が通ってお金が入ってくることをさ。期待しながらさ。それに時間を注ぎ込むけど、一向に入ってないときの焦燥感たるや」
楓「あー……その、(収益化されたお金が入ってこなかった)7月までってこと?」
兎「そうそうそうそう。7月ぐらいだったよね二人とも」
楓「たぶん……わたしとみとちゃん(収益化が)同じタイミングだったもんね」

と、開始当初は昨年の7月ぐらいまで経済的に本当にキツかったことが語られます。

他にもVTuber業界が儲からない話をしつつ、今度はでろーん側の話へ。

兎「楓ちゃんも最初の方はめちゃめちゃ早めに辞める気だったもんね」
楓「『辞める』っていうか『終わる』って思ってた。『秋には終わる』って。それこそもう、去年のこの時期には。……思ってたけど、まあAbemaが始まり――」
兎「去年……さ。楓ちゃんの活動8月までって聞いてた」
楓「……そうなんよ。わたし去年の夏頃にねぇ、マジで学校……の事よね」

と、明かされる衝撃の事実。
でろーんは去年、8月までの活動をもって引退するつもりであったことが語られました。

楓「学校が、先生が、受験が、進路が……ぶわーってなって。まあ今は親にも、先生にも、学校にも、まあそれこそにじさんじ側にも、全部OKもらってこの活動してるんだけど。一年前、めっちゃ喧嘩したもんね。すっごい喧嘩した。関係者各位と。ライバーさんとは喧嘩してないけどね」
兎「もうスタッフさんの中でも、周知だったもん。『楓ちゃんは8月まで』っていうのは、スタッフさんもみんな知ってたし、わたくしも知ってたから。その覚悟はね、割とみんなしてたけども」
楓「自分でもしてたもんね、もう……結構、やりたいことが明確になって、それがどんどんこう、近付いてって。それこそもう、8月頃にはZeppの話も来てて。KANA-DEROの話。でまあそのこともあって、家族とかも話して、『やっぱり続けたい』って。『勉強も頑張るから』みたいなw」

でろーんは何とか両親を説得したものの、当時は引退が既に決定事項として進んでいたようです。

 

同時引退配信

そして次に委員長から、また一つ公開されていなかった事実が話されます。

兎「その前はさ、『一緒に辞めるか』みたいな話にもなってた」
楓「いつやっけw」
兎「(収益化が)通る直前ぐらいは……二人で辞めようって話になってたw」
楓「あーしてたねぇw」
兎「だって引退放送の内容考えてたもんw」
楓「考えてた考えてた」

二人はあまりにも辛い状況に、一緒に引退しようとしていたことがファンに語られました。

兎「電話しながら、深夜の3・4時ぐらいに二人で『どうやって辞めようか』って話してたw」
楓「本当に……あれさぁ、めっちゃ話はずんでさ。みとちゃんがマジで次の日ガチで学校行くまで繋いでたよね」
兎「次の日のわたくしと楓ちゃんが学校行くまで、朝まで電話して、『行ってきまーす』って言って切った」
楓「んでみとちゃんはその合間にコンビニに寄ってて、コンビニの間もずっと通話繋いでベラベラ喋ってたの覚えてるわ」
兎「めちゃめちゃ通話したよな……。そんときわたくしがさぁ、途中で変な夢見て。『ああ今こんな夢見たわ』」
楓「『あ、やべ、寝てた……』って」

笑い話として振り返りながら、二人は話を続けます。

兎「で、そんときの引退配信の内容は――」
楓「いやそれしようよ。いつか。20年後か50年後か」
兎「じゃあ言わないでおくか」
楓「結構いいと思うよ」
兎「うん。じゃあ言わないでおく」

と、未来の引退のときの為に話していた内容は伏せられました。
そうして二人は眠りにつき、配信を終了します。
このように、多くの衝撃的な内容が二人の口から語られたのでした。

 

これらの出来事は今だからこそ公表できた事実ですが、なにぶん一年以上前の事で時間が経っており、おそらくは当人達の記憶も少しばかり曖昧になっているのかと思います。

そこでここからは、今回の会話と過去の記録を検証し、昨年の状況を振り返っていきたいと思います。

 

考察1 オール通話の時期はいつ頃だったのか?

話のキーポイントの1つとして重要なのが、「オール(徹夜)で引退配信の通話をした」という事実です。
この日時はいつ頃だったのかを追ってみましょう。

まず委員長は会話の中で
>「通る直前ぐらいは……二人で辞めようって話になってたw」
と語っています。
これを信じるなら、通話は二人の収益化の初配信は18年5月1日のJK組配信となり、それ以前の4月程度の話になります。

ただし二人で辞めようと話したのが4月前半~半ばぐらいのときだった場合、二つの不整合となる点が生じます。

 

①委員長からでろーんへの印象について

18年4月29日ニコニコ超会議にて、でろーんは委員長にとある質問をしていたことが19年7月9日の配信にて語られています。
樋口、一色でアガれ!【麻雀初心者】 より
この配信の中で、でろーんは当時4月29日、以下のような話をしていた事が語られました。

楓「私たちVTuber終わったら、もうこの関係も終わっちゃうのかなぁ? もう、赤の他人になるんかなぁ」
兎「いや、なるんじゃないw」
楓「そやねぇ……全然先わからんもんなぁ」

この一月半後、18年6月17日寝落ち配信にて再度でろーんが委員長に同じ質問をした際は「いやならないでしょ。私と楓ちゃんとはならないよ」と答えられたとのこと。
二人の関係が深まっていることがわかります。

ここで重要なのは、18年4月28日の時点では委員長から見てでろーんへの印象はまだ「VTuberを辞めたら他人になる程度の同僚」という関係性であったということです。
なので18年5月1日収益化前に、朝まで引退配信について語り合う通話があったと考えるのはいささか無理があるように感じられます。

②これまでに語られた「オール通話」について

生活配信での会話を見てもらえればわかる通り、「夜通しで話した通話の話」は二人にとって非常に重要なこととして覚えているようです。
よって、何度もオールナイトで通話したことがあったとは少し考えにくいと思います。
そんな中、実は今までにも何度か「夜通しの通話」が二人の話に出てきています。

18年8月17日 月ノ美兎の夏休み (リアルイベント)
こちらアーカイブは非公開になっておりますが、この中ででろーんが委員長へ読んだ手紙があります。
それの書き起こしがこちらになりますが、この中で興味深い話がされております。

>わたしが一番メンタルやられてるときに、次の日お互い学校あったのに、『辛い時は誰かに話聞いてもらった方が楽になるから!』ってオールで電話に付き合ってくれたこと、覚えてるかな?
>それだけで嬉しかったんだけど、あん時みとちゃんが「わたくしの相棒は楓ちゃんだよ」って言ってくれたことが、未だになんか信じられへんぐらい嬉しくって、

「オールで電話に付き合ってくれたこと」はおそらく8月までの時点で何度もあったわけではなさそうであるのが、この話からもわかります。

18年6月1日 月ノ美兎の起立しナイト(リアルイベント)

こちら当時のイベントレポを書いていた方のツイートを引用させていただきます。

このリンク先においては、委員長がでろーんと朝まで話し、意味不明な発言をしてしまったという出来事が語られています。
また、この発言の内容は6月15日のMirrativ配信(アーカイブは消去)にてでろーんによって取り上げられ、「委員長との通話中、二人とも何度か寝落ちはしている。ピンク髪の女の子の話は、朝まで通話して委員長を学校に送り出した時」という趣旨の発言をしております。

上記二つの「オール通話」の話を考えると、オール通話の時期は「4月29日以後、6月1日までの日。それまでにオールの通話は1回だけか、もしくはかなり少ない数」というのがわかります。

そのため委員長の言った「(収益化が)通る直前ぐらい」というのは記憶違い、もしくは「収益化が通る直前から二人で辞めようと話はしており、引退配信で盛り上がった通話がその後日であった」というのが実際にあったことなのかもしれません。

 

そしてこれらの条件を満たし、さらには二人が通話をしていたと思われる日時が、実はリスナー側にもわかる形で既に観測されています。

 

2018年5月11日AM早朝(10日深夜)

この日は初の一期生全体コラボである「にじさん人狼」がある前日でした。

この日の深夜4時頃(10日の28時頃)、二人はママ(デザインを担当したイラストレーター)であるねづみどしさんのMirrativ配信のコメント欄に視聴者として登場しました。
「偽物です」と同時に発言し、しばらくコメントしていく姿が観測されています。
こちらアーカイブなどは残っていませんが、このときAM6時頃までいたでろーんが「ばいばいみとちゃん学校いってらっしゃい」とコメントしたとされており、それも生活配信で話された内容と一致しているようです。

前述した通り、「学校の前の日に徹夜で話す」ということは二人にとって何度もあったことではないようです。
なのでおそらくねづみどしママの配信を聞いていたこの日が、「引退配信の内容で盛り上がる」通話をしていた日なのではないでしょうか。

オール通話の日をこの日と仮定した場合、前述した「①委員長からでろーんへの印象」が変わったターニングポイントになっているとも考えられ、全体の辻褄が合います。

 

考察2 でろーんが引退をやめたのはいつなのか?

次はでろーん側の状況を振り返ってみましょう。

でろーんは

>8月頃にはZeppの話も来てて。KANA-DEROの話。でまあそのこともあって、家族とかも話して

と語っており、最も大きな原因としては将来に繋がるような大舞台の話が来たことが引退を撤回する理由となったのだと思われます。
このZeppの話については8月17日のオフラインイベント月ノ美兎の夏休みにおいて匂わせる形での告知がされていることから、それ以前に話が来ていたのは確実です。

ではもう少し範囲を狭めることができないか、検証してみましょう。

①7月以後

まず二人の収益化が通ったのは5月であり、会話の中でもあるように7月にスーパーチャットが還元され、お金が渡ったことがわかります。
でろーん側の問題(学業や将来、家族の反対)にとって金銭は直接の関係はありませんが、ある程度の金額が実際にでろーんの手元に渡ったことが、VTuberという職業がきちんと収入をもたらせ将来性がある職業だと家族を説得する材料の一因になったのではないかと予想できます。
つまり7月以後は「詐欺やぼったくりではない」と家族に証明できる状態になったということで、逆説的にそれ以後でなければ引退の取りやめはでろーん自身もできなかったのではないかと思います。

また、6月6日のMirrativ配信では以下のような発言もあります。

「いやぁまだまだありますからね。七月の! 最初の方にもちょっとね」
「ボーン!というイベントもね。企画しているので。六月の中旬にもボン!ボン!と」

「ハワイはいかないw いかないから……w いかないよハワイはw」
「あの普通にね……普通に駄目なんでハワイは。普通にみんな忙しいからね」
「あれ冗談で言ってるだけだからね私が。『ハワイ行かせて~』って」
「まあいつか行けたらいいなーって思うんだけど。『はぁ~』って感じ」

6~7月の予定はあるものの、ハワイについては5回も大きく否定しています。
これは「8月引退の為、将来的に絶対行くことができない」ということがわかっていたからではないでしょうか。

②8月7日以前

でろーんは当時8月7日に、モイラ様+ちーちゃん+えるちゃんの三人と、もちがえるオフラインコラボ配信を行っています。
このとき、配信終了後でろーんは以下のツイートをしています。

このとき1周年の未来の話をしているのと、「これからもよろしくお願いします」と発言していることから、既に8月頭のこの時期には続投が決まっていたのではないかと思われます。

また、7月19日の配信では以下のような前向きな発言をしています。

「私だって受肉したいと思ってるからね。でも私に受肉する暇があるんだったら他の人に回した方がいいんじゃないかな」
「でももらえるんだったら、ライブとかオフイベントとかしてみたい」
「みとちゃんとかと紅茶の食レポしてみたい」

この時期においては、少なくともでろーんの中では継続する方向に心が傾いているのだということがわかります。

 

これらの状況から、二人はリスナー側に気取られないようにしながら、当時人知れずリアルな困難に立ち向かっていたということがわかります。

それも踏まえて、次は「二人が引退について考えている」という前提の上で、昨年の二人の活動を振り返ってみましょう。

 

考察3 見え方が変わってくる二人の活動履歴

5月11日 - 月ノ美兎

20万人記念ツイート

二人が引退について語り明かした日が5月11日だと仮定すると、この日に委員長は登録者20万人を達成したことになります。

登録者も増え、知名度も増えるも、しかし全然お金が入ってこない状況。
一方でバーチャルYouTuber人狼やクラスター社の3D配信案件などが増え徐々に忙しくなっています。

そんな中、委員長が学校から帰ってきてツイートしたと思われるのがこちらのツイートです。

このツイートについて委員長は後の配信にて「『一緒にせいいっぱいこの世を生きましょう』はボケで言っているつもりだった」と言い、わかりづらいボケだったと反省しています。
内心引退を考えるほど辛い状況でも、それを表に出さずに月ノ美兎としてファンを楽しませようと頑張っていたことがわかります。

 

6月17日 樋口楓

楓と美兎 寝落ち耐久配信

この日は「寝落ち耐久配信」が行われました。
このときの配信では語られなかったことですが、後日のでろーんの配信では「VTuberを辞めたら私たちは他人になるのかな」と二回目の質問を委員長にしていたことが語られています。

前回の4月29日にした質問からは50日足らずで、普通なら引退した後を気にしすぎていると思われかねません。
しかしそれは8月に引退が決まっていたでろーんにしてみれば、「8月以後、私たちは友達ですか?」という事実を聞いただけの質問だったことがわかります。

そこで「ならないでしょ」と委員長に答えてもらい、でろーんは本当に嬉しかったことでしょう。

彼女たちの関係は、4月と比べてVTuberや同僚という域ではなくなっていたことがうかがえます。

 

7月5日 樋口楓

Mr.Music

7月2日の【樋口楓】お雑談をいたします!3 にて、一期生八人全員参加によるMr.Musicの企画は2月の終わりぐらいから「一期生で何かやりたい」という話で進めていたことが語られています。
その中ででろーんは「ずっと残るものがしたい」「どうしても出したかったんだよね!」「みとちゃんのおかげで、一生残る宝物ができましたよ」と力強く話していました。

引退が決まっているでろーんにとって、「形として残る歌動画」はどうしても残しておきたいものだったのかもしれません。

 

8月31日 樋口楓

樋口楓の夜更かし夏休み

配信内にて、上京をめぐって家族と大喧嘩したことが語られています。
このとき争点は「上京」であったかのように話していましたが、実際は8月の引退予定を覆す為に戦った……というのが真実だったのかもしれません。

この際、でろーんは「家族の縁を切ってでも上京する!」と言って母親に泣かれたと話していました。(後に反省して和解)
それほどに強い想いが、でろーんを突き動かしたのでしょう。

 

9月2日 樋口楓

【にじさんじ絵日記 #1】 9月2日 樋口楓

夏休み明け、でろーんがにじさんじのPixivFanBoxで絵日記を描いています。
その内容は、当時ファンの間では「宿題をやらないことを大げさに言って正当化しているボケ・ジョーク」などとは思われていました。

しかし「8月引退予定だったのを撤回し、家族と大喧嘩した」という前提を加味すると、この文章がVTuberとしての引退とその撤回についてを示唆していた――と捉えることができます。
彼女にとって、この文章は決意の表明だったのかもしれません。

 

考察まとめ ― かえみととは何か

アオハル ― 楓と美兎の集大成としての楽曲

18年3月にニコニコ動画に投稿された楓と美兎を題材にした楽曲、アオハル
この歌について、でろーんは18年5月30日の配信でそのとき既に収録していたことを語っています。

しかしその後一年以上、楽曲が投稿されることはありませんでした。

そしてアオハルは19年1月の1stライブKANA-DEROでのデュエットを経て、19年9月22日にようやく投稿されることになります。

アオハル制作者であるCauchyさんは今回のでろーんの8月引退予定だった話を聞いて、18年当時の状況を思い出しこう語っています。

ずっと進展がなかったアオハル。
もしもその原因に、8月の引退予定があったのだとしたら。

 

19年9月10日の配信で、でろーんは投稿間近のアオハルについてこう語っています。

「公開されなかったのは、私の拘りがガチガチに強かった為です」
「動画ってずっと残るからさ。良い物になるべくしたいねってことで」
「お葬式で流しても恥ずかしくない。誇りを持って歌ったんだぞ、ってずっと言える」

「お葬式で流せる楽曲」。

――これはあくまでも推測でしかありませんが、もしかすると当初でろーんはアオハルを、8月の引退時に投稿しようとしていたのではないでしょうか。

VTuberとしての「お葬式」に流す曲として選んだアオハル。
そう考えると、制作者側と早々にやりとりがあったのに長らく投稿されなかった理由も納得できます。

でろーんは、樋口楓の最期・活動の集大成として「楓と美兎」を題材とした楽曲である「アオハル」を選ぼうとしていたのかもしれません。

そしてそれは逆に言えば、19年9月に投稿されたのは「これからも樋口楓として活動を続けると決めた」という決意の表れなのかも知れません。

 

アオハル投稿時、二人はツイッター上でこんなやりとりをしています。

二人にとって、アオハルとは終わりを示す存在であり、同時に新たな出発を表すものなのかもしれません。

 

楓と美兎 ― 始まりから、終わりまでを共に過ごす存在

今回の10月20日に行われた配信は、寝起きから就寝するまでを配信するという長時間の生活配信でした。
その中では飾らない普段の二人の関係が表され、そして最後には二人がデビューした当時の裏話が話されました。

そして彼女たちは語りました。「将来二人で引退配信をする」と。

起きてから寝るまで、デビューしてから引退するまで。
この世に存在している間、月ノ美兎と樋口楓はずっとその運命を共にします。

それがかえみと――楓と美兎であり、樋口楓と月ノ美兎というバーチャルライバーの在り方なのです。

もしかするとそれは友達や家族、恋人や夫婦、百合などといった既存の言葉では言い表せないほどに、人と人の織りなす強固な絆の形なのかもしれません。

 

きっとこれからも彼女たちは引退するまで、10年後も20年後も、50年後も我々の前に姿を見せ続けてくれるでしょう。
VTuberという新しい時代の先駆者として駆け抜ける彼女たちが向かう先に、輝く未来が待っていることを切に願っています。

 

 
※本記事は筆者の考察によるものであり、事実を担保するものではありません。ご了承ください。

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